77 魅了【絶】?!カンスト(Lv.99)一般職男子 たかしたま様

 いやー諸事情あってなかなか更新出来ずに、すいませんねえ。


 時間がかかろうとも、やり切るつもりではいるのです。


 今日もコツコツ始めよう。


 面白いこと言えねえけど





 魅了【絶】?!カンスト(Lv.99)一般職男子 たかしたま様


 https://kakuyomu.jp/works/1177354054897236711


 不慮の事故で命を落とした主人公は、例によって異世界へと転生する。


 よっぽど女性とは縁のない生活を送っていたせいで(おかげで)魅了という特別なスキルをゲットする。


 転生先で二十歳を迎えた今やっと、異世界での冒険が始まる。


 魅了スキルを使って、ハーレムを築いてやるぜ!(ゲス顔





 キャラクターは立っているものも多いので、なかなかよろしいんじゃないでしょうか。


 緩い感じかと思いきや、世界観もしっかりしていた。


 魔族と人間が袂を分かつ原因となった歴史とか、魔素の存在とか、魅了状態の違いとか。


 軽い文体だけど、よく考えているんだろうなと感じられるところは、いいんじゃないんだろうか。






 褒めて伸ばす派なので、一杯一杯褒めようと思うのです。ほら、名前がかわいいねとか←馬鹿にしてんのかコラ。


 昔は笑えて読んでたのかもしれないけど、転生の時に出てきたおじいさんの神様をいきなりぶっ叩くのは、ギャグだとしてもどうかと思う。


 時代なのかなあ。理不尽なギャグ物だとそんなことは比じゃないくらいの出来事が起きるのに、なんとなく「えー……」って引いてしまう。


 あと、あまり物語に入り込めなかったのは、詳細や世界観設定が序盤に詰められていたこともあるかな。


 世界観がまるでわからずに物語を読むことは、暗闇の中を蝋燭一つで歩いていく不確かさはあるかもしれないが、「何があるんだろう」といったドキドキも感じる気がする。


 最初から全部見せられているうちに無理やり料理を食わされている気になって「いやーもうお腹いっぱいっス」ってなる。フォアグラになるガチョウかい。


 ちょいちょい詳細や設定なんかを小出しにされることで、いいツマミみたいに食を進めてくれる効果もあるのかもしれない。





 あと夢中になれなかった最大の理由がもう一つある。


 感覚で表すなら、ラーメンを頼んだのに、「へいお待ち」つって強面店主がハンバーガー出してきた感じなのよ。


 これも美味いけど、そうじゃねーよ!

 という感覚。


 なんか今回読んでいる作品って、こういう感覚を抱くものが多い気がする。


 とある物が流行る時の流れと言えるんだろうなあ。


 ツンデレキャラが台頭→ツンデレキャラが量産→その中でも人気キャラが出揃う→ブームが衰退して数を減らす


 わかりやすい流れ。


 異世界転生は少しもう古くなっている気もするなあ。今はパーティーから追放されたけど実は力持ってました系が流行っている感じかな?


 作者目線として、人気を得るためなどの理由で流行りの要素を入れる。


 全く同じだとただのパクリだしプライドも許さないから、それをメタる要素だったり一般人目線や敵役目線など、違う視点を取り入れたりして独自の色を出す物だと思う。


 ブームの一環の中で個性を出そうとしたところが、魅了スキルを使ってハーレムを作るという当初の目的じゃなくて、このスキルを用いて世界を統一するというところなんだろう。




 で、読者目線に移る。


 なんで流行っている作品を読むのか。


 なんだろう、色々考えられるけれど、


 同じような刺激を受けられる可能性が高いという安心感、が濃厚な気がする。


 流行りの作品であれば、めちゃくちゃつまらないということは少ないだろうし、人生で一番面白いかはともかくとして、楽しみを受けられる可能性が高い。


 味にある程度同一性があるチェーン店に対する安心感と似たような物なのかもしれない。


 時間だけは同一に与えられたものである以上、どうやって楽しく有意義に過ごすかは至上の命題である気がする。


 出来れば貴重な時間をつまらないものに費やして無駄にしたくない。


 そうなると、一発博打のホームラン狙いよりも、打率が高くなるようにコツコツとヒットを積み重ねる行動をとるのではないだろうか。


 流行り物を一個読んだ時に「この異世界もの良かった。次は気分を変えてホラーにでもしようか」となるだろうか。いやならない←これはなるかもしれないだろ


 次も、似たような物を求める気がしてならない。


 美味しいラーメンを食べたとしたら、同じところやまた別のところで美味しいラーメンを味わいたいと思わないだろうか。


 だってもう、ラーメンの美味しさに気付いてしまったのだから。





 結局のところ言いたいことは、タイトルで考えられる物語と期待していた物が違っていたという話。


 前世でモテなかった設定を活かして、ゲスさを押し出してハーレムを築くも良し、逆に能力でハーレム築いたけど前世のコミュ障ぶりが祟って、女の子に全然上手く対応できないとかだったら、もっと面白いのかもしれないと思いました。





 約438万9千






 忙しいのは構わない。


 むしろ望むところではある。


 しかし、予定が空かないのはキツい。


 1人になりたい。


 そんなこの頃。

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