75 恋に恋する公爵令嬢のこじらせ恋愛 狭山ひびき様
あーーーーーー
終わんねえ終わんねえ終わんねぇーーーーー
実習説明と実習計画書を作るのに奮闘して早4時間、書類1枚作るのになんでこんなに時間がかかるんじゃー※4枚目突入
しかも、説明文としてはちょっと長いだけでそこまで問題はないと思うのだけれど、この書類の文章には情緒がない←いや計画書に情緒もくそも
いやね、取扱説明書とか、使用目的と方法をはっきりさせるタイプの文章であれば、情緒よりも誤解を産まない正確さが必要だと思うわけですよ。
説明書や計画書もそうだと思う。
けれど、それではやはり足りない。
魅力を淡々と紹介するからこそ、その奥には情熱や感情が秘めている方が、個人的に好ましい。これが正解はわからんけど。
皆様すいませんねぇ。思ったよりもこの企画を終わらせるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。
生ぬるく見守ってくださいな。
恋に恋する公爵令嬢のこじらせ恋愛 狭山ひびき様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893505335
侯爵令嬢であるカトリーナは、突然の不幸に見舞われる。
婚約者である王太子レオンハルトから、一方的に婚約破棄を言い渡されたのだ。
可愛そうなカトリーナ。本来なら涙に濡れ、降りかかった不幸を呪ったりするものだろう。
けれど、当のカトリーナは。
「これで自由に恋愛ができる」
と上機嫌であった。
十二年前に出会った、騎士様みたいな憧れの男性に出会えることを夢見て、
妄想娘のお花畑恋愛が幕を開ける。
設定だけで笑えるのだから、けっこう好き。
今回参加されている物語って、ギャグテイストのお話ってあんまりなかったので、とてもいい気分転換になってよろし。
三人称で語られるので、一方的に婚約破棄をした悪い王子の側の思惑を知ることができます。
でもやっぱり王子様側にだって、深く悲しい理由が
「仮面舞踏会で出会った、紫の君と恋愛がしたい。だいたい婚約者のカトリーナは仮面のような笑顔でおもしろくもない」
あ、これはダメ王子ですわ(確信
とはいえ、カトリーナにとってレオンハルトは婚約者であるのだけれど、ちっとも恋愛感情を抱いていない。恋愛小説を読みすぎてロマンチックな恋模様に憧れるカトリーナにとって、不愛想でぶすっとしているレオンハルトに運命を感じないのは、当然のことだろう。
で、なんてことしてるんだこの馬鹿王子はと、側近のエドガーはとてもまともな感性をしていて、とても安心します。
王子のアホっぷりに辟易してカトリーナのことを可愛そうに思ったエドガーは、むしろカトリーナの恋愛を応援したくなります。
カトリーナは十二年前にブランコで遊んでいた時、勢いが着きすぎて飛ばされてしまったところ、金髪で青い瞳をした男性に抱きかかえられて窮地を救われます。
天使が落ちてきたかと思ったよ、なーんて気障っぽいセリフも、そんな場面ではとても好印象です。
ほんと、金髪に青い瞳をもつと言っても、レオンハルトとはえらい違いだなあ。
ん?
とはいえ、レオンハルトはレオンハルトで、紫の君にご執心です。
ブラウンの髪をたなびかせ、可愛らしさと紫色の煌びやかな瞳を持った女性に、もうメロメロなのです。
カトリーナは銀髪で紫色の瞳をしているため、レオンハルトのご執心の相手とは似ても似つかないのです。
仮面舞踏会とは身分を隠して交流するものでしょう。自分の身分を隠すために変装をしているかもしれないのに、そこで出会った相手と再会をしようだなんて、なかなか無謀にもほどがありますよね。
ん?
うん、まあ。
そういうことです(そういうことです)
とはいえ、この展開は物語の中盤以前にはわかることですし、設定の時点で完全にそうなるだろうなあとは読めるので、そこは問題ないです。
なのでこの物語を読んでいく際に、個人的な評価のテーマとなったものは「過去の出来事に左右されず、いかに今の状況を打破して結ばれるか」というものでした。
カトリーナは終始お花畑でありながらも相手の様子を見て冷たい飲み物を渡したりと、気遣いのできる素敵な女性なのですが、問題はアホ王子の方です。
一方的に婚約破棄した相手に、一体どうするのやら。
それ以降の展開は語るだけ野暮なので口を閉ざしますが、前半がアホでワガママなだけに、きちんと相手と向き合ってからのレオンハルトは、なかなか魅力的な人物となりました。
過去の過ちを認めつつ、好きな相手にまっすぐに向かっていく姿は、恋愛ものとしてとても好感触です。
毎日通いつめたり、相手の素敵なところは素敵と伝える。ただひたすら、力になって寄り添い続ける。
恋愛を進めていくための本当の秘訣は、ドラマチックな出来事ではなく、実直な交流の積み重ねだと思うのです。
イケメンだから、美人だからモテるだとか
秀でたものがあるからモテるだとか
給与が高いからモテるだとか
地位が高いからモテるだとか
そういうことばかりではないのです。
まあ容姿や給与や地位が大切じゃないとは言わないですけど。そもそも恋愛のステージに上がるための前提条件としては適切だとお(強制終了)
2人だけの思い出や積み重ねがどんどんと盛り上がっていき、それは特別なものとなる、気がします。
好きだから、好きになる。
好きになってくれたから、好きになる。
好きだって思って、好きだって知って、好きだって安心して、好きになる。
恋愛している時って、打算もあり、不安もあり、綺麗なものばかりではないと思うのですよ。お互いにとってなんらかの利益になるから生まれるものだって思う。遺伝子的にもそう思う。
綺麗じゃなくても、地味なことの積み重ねでも、磨き続けた宝石が光り輝くように、きっと色鮮やかになっていくことでしょう。
欲を言えば、もうちっとボリュームが欲しかったかな。
勘違いをもうちょっと焦らして、「どうなるんだろうどうなるんだろう」といったワクワク感を味わっていたかった。
あとは、意外性という点に関しては特にないかな。
とはいえ、お花畑なカトリーナにワガママで愚直だけど、やる時はやるレオンハルトに、彼に振り回される苦労人のエドガーなど、キャラクターの魅力はとても溢れています。
ちょっぴり笑えて、まあまあ幸せを感じられる物語、とてもいいと思います。
でも、この話で一番幸せになって欲しいのは、間違いなくエドガー。
約406万9千
久しぶりに同級生と飲み会をしたのですが、会話の流れで
「性行為って言ったって、そんなに神聖なものというわけでもないと思う」
と軽い気持ちで言ったのですが。
「うるせえ」
とツッコまれた。
ボクハケガレテシマッタノカナ
遠藤孝祐
ピュア度-50
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