61 墜落少女は天啓を望む 蜜柑の皮様

 一週間の疲労もあったのか、さきほどの記事を書いた後に、見事に寝落ちしました。


 やーそれで少しスッキリ。


 で、眠りが浅かったらしく、久しぶりに夢を見ていたので、ご紹介しますね←なんのためだよ。



 私は自家用車のアクアに乗り込んで、キツイ傾斜の坂道をタイムでも競うように走り降りていました。


 で、自分でもいつのまに車から降りたのかはわかりませんが、いつも履いている仕事用のローファーがエンジンの役割を果たし、坂道を走り降りる光景に変わったのです。


 私はなぜかは知らないけれどこの靴が車と同じような機能を発揮すると確信に至っており、なんの疑問を抱かず走り続けているうちに、大木の生い茂る森へと誘われていったのです。


 森だと思っていた空間は実は公園の一部で、ひび割れたコンクリートで形成された3階建ての古びたアパート廊下に入り込みました。


 1Fには4部屋ほどありましたがその中の一つの扉は開け放たれており、というかアパートであるはずなのに縁側があって、そこには和室と中に布団が引いてありました。


 そして、なぜか祖母がいました。


 あれ? いつの間にか引っ越したの? って一瞬疑問を覚えましたが、何事もなかったかのように、


 置いてあった布団を背負って街中を歩き始めました(は?)


 布団はあくまで布団ですので、意思があり動くはずもないのですが、時々体を強く締め付ける感覚がありました。


 そのことに関して強烈な違和感があったのですが、





 怖いのでスルーしていました。





 ってところで目が覚めた。




 誰かこの夢を解説していただけませんかね?





 墜落少女は天啓を望む 蜜柑の皮様


 https://kakuyomu.jp/works/1177354054893321559


 その男は金持ちで、才能に満ち溢れ、天才で万能。

 そしてとにかくクズだった。


 平気で人を殺し、起こした事件は全て闇の中。

 何があろうと自分は悪くない、そう言い続けた。

 そんな男はついに、殺される。


 油断し、恨みを持った女の侵入を許してしまったせいで。


 そして殺された男は、女神の名乗る女と出会い。

 女は男の罪を羅列しこう言い放った。


「転生してください」と。


 転生した先は魔法の概念のはびこる異世界で、主人公は亜人の女の子に転生しました。


 好きなように生きて生死を自由に操っていた男の転生先は、


 自身の権利も自由もはく奪された奴隷の身分として、スタートしたのでした。





 読み進めていったところ、「幼女戦記」的な始まりなのかもしれないと感じました。


 現実世界で金や権力や才能を奮っていたにも関わらず、転生させられたことで不自由を体験する。


 因果応報的な世界観がウリなのでしょう。


 転生が罰のためであるなら、この物語の意味は罪を贖うことなのかもしれない。


 上の立場にいたものが下の立場へと墜落する。


 そのことで、今まで虐げられていたものの気持ちを理解して改心していく。


 そんなお話であったのならとてもわかりやすくて、人間の善性を信じてみたくなるかもしれない。情操教育にはこういう話はいいのかもしれないが、主人公の底意地の悪さがそこそこ続いていることは、むしろ物語としてはいいんじゃないかと思います。


 亜人という見下され、虐げられる立場になることで、身分を上げて自分が生きやすいようにしてやる。


 とても人間的で、自分の立場によって行動や戦略を変えるさまは、とてもいいんじゃないかと思います。





 世界観設定はよく練られており、魔法のレベルや詠唱呪文の組み合わせなどにはこだわりを感じます。


 火という単語そのものでは完成せず、そこに言葉を加えて簡単な文脈をつくることで発動する。ゲーム的な設定もあるのでしょうが、ただ単に技を叫べば魔法が出るというよりは、工夫があってよいと思います。


 主人公はノアという当時5歳ぐらいの女の子に転生するのですが、中身は成人男性なので、一人称による地の文は男性のものです。


 だからこそ見た目の幼さとは裏腹に、思考は洗練されて、物語のスパイスになっているように思います。


 不遇な立場から努力をして成りあがっていく。


 これこそ、物語の醍醐味ですよね。





 前世の記憶があるから知識や才覚を使って無双するというよりは、案外主人公は自分の立場をわきまえた上で行動しています。


 残虐でクズな人物という設定から、どうにも非協力的でアナーキーな人物かと思いきや、案外社会性はあります。


 もちろん心の中では毒づいていますが。


 同年代の少女に対して高圧的な態度をとったりはしないですし、記憶喪失の女性に対しても、心配して自分のお世話になっている公爵にお願いして、一緒に住まわせるように計らったりもします。


 案外憎めない。


「言ってはいけない」橘玲著において、若くして離れ離れになった双子のその後を追跡した結果について語られていました。


 その双子は全く違う環境にて育ったのに、同じぐらいの年で結婚し、同じような格好をして同じたばこを吸って、同じ名前の奥さんと結婚していたというのです。


 そういった例がいくつも認められたことから、人の生育の結果に親の教育は無意味であるというなかなか言えないことを論じていました。


 双子の子供が同じ経験をするのは家庭内。共有環境と定義するらしいですが、共有環境は幼いころから離れ離れであれば排除されますね。


 で、学校での人間関係や外部との人間関係(生徒や教師やバイト先などの様々なもの)が非共有環境であり、そういった家庭外の環境が子供に影響を与えるということらしいです。もちろん遺伝的性質もありますが。


 性格的に憶病で泣いてばかりだった子供が、ヤンキーの先輩と一緒にいるにつれて非行に走る。


 それは家庭環境にはない外部環境の影響を受けやすいということなのかもしれませんね。


 で話はそれましたが、あまり現世時代の人間関係について、この物語では触れられていないので想像なのですが外部との関係をあまり結んでいなかったのかなと感じます。


 関係を結ぶということは、お互いのお互いに対する暗黙のルールのもとで接することかなあと思います。


 しかし、この身勝手でクズな性格は遺伝と共有環境内で形成されている様子。身勝手さも親譲り。


 だから、殺した。


 でも異世界に転生したことで、ある意味は初めて他者との関係を重視しなくては生きていけない状態に陥った。だからこそ、今まで現世では発揮できなかった社会性が芽生えているのかなとも感じました。


 環境に適応していけるというのは立派な武器です。


 宮本武蔵は「五輪書」で常に変化に対応する大切さを説いていました。


 静は死。動は生。


 動き続け、あがき続ける。


 生き残っていくためには、そんなシンプルな考え方でよいのかもしれません。






 えーこれは物語が悪いんでなくて、完全に私が悪いのですが、世界観にあまり入っていけないというか、特に魔法に関しては全然頭に入ってこないんですよね。


 とてもこだわって魔法の効果とか物理的な効果を挙げるとか魔術の影響とか人間の神経系のみの影響とか使い分けて頂いていて大変恐縮なのですが






 僕が魔法に関して興味がなさすぎて、全然頭に入ってこない←感想者失格じゃねえか。





 人の好みって、千差万別だと思うんだ。


 そしてそれが自由であるとも思うんだ。


 だから、魔法の知識に関しては全然頭に入ってこない奴がいたとしても、罵りつつ許してやって欲しいと思う。





 すいませんっしたああああああああああ(土下座)







 敗因:マホを知ってても魔法を知らなかった






 約146万






 なんか平日はなかなか厳しい感じがしてきたので、休日に一気にやろうと思いますぞ。


 平日は軽めに更新できそうなものを中心的に読むとして、となると





 次は超長編あたりかな(溜息)



 30万字越えの方たち、







 待ってろよ(ぷるぷる)

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