55 僕が告白すると君は苦笑いをした 田村又雄様
SG君の毒牙は、もちろん私にも奮われます。
去年の年末、翌日仕事でありながらも忘年会に出席し、日本酒をショットで(ショットで!?)飲まされたおかげか、翌日は死ぬほどの二日酔いで仕事に行く羽目となりました。まったく、お酒を勧めるなんて、アルハラですよ←飲んだのは自分やん
その日はSG君も出勤していたのですが、二日酔いの私はまるで仕事になりませんでした。
午前中の仕事時間の半分を、トイレの便器とにらめっこして過ごしていました。
あまりにも体調が悪いので、翌日は休みですが休日出勤することにして、その日は帰宅させて頂きました。SG君マジでスマン。そしてありがとう。
で、SG君は社会人として当然の義務として、上司にその件を報告したそうです。
上司「おうSG君。遠藤くんの様子が大変だったんだってな。どんな感じだった?」
SG君「はい
まるで使い物になりませんでした」←悪気はない。
言い方
上司は爆笑していたので、なんとか事なきを得ました(そうだろうか)
今度ビーフ100%のハンバーグでも奢ってやるぞこの野郎。
僕が告白すると君は苦笑いをした 田村又雄様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054897146597
学園のマドンナである真澄恋花に告白した僕こと佐竹友里は、一世一代の告白を苦笑いで返された。
失意のまま生活をしていると、なんとレンカから手紙で視聴覚室で呼び出されたのだ。
ウキウキ気分で視聴覚室に行ってみると、そこに待っていたのは恋花ではなく見知らぬ女の子。
一年生の三上千尋と名乗る女の子にいきなり告白されたのだ。
モテ期が来たとか調子に乗っている友里であったが、その告白には思惑があったのだ。
二転三転する恋の行方。青春ってこんな感じなのだろう。
読んでいた最初の感想は
ジェットコースターみたい
って感じだった。
恋はジェットコースターとは、いったい誰が言ったのだろう←KinKi Kidsだよ
地味で成績も中の下でオタク気味な主人公が告白されるとなれば、それはよほど都合のいい感じか、なーんか暗い思惑があったりすパターンが多いと思う。
今回は後者のパターン。嫉妬やら憧れ系の理由でした。
そういう暗めな理由も青春の残酷さを考えれば案外あり。告白したり、本命の恋花に逆に告白されたり、それを素直に受け取れないには理由があったりと、物語の振り幅は大きくて、案外良いのではないだろうか。
エリクソンの発達段階というものは、人生の8つの段階にわけて、その時期に訪れる心理的課題に危機、課題達成による獲得する要素などを分類したものだ。
高校生ともなると13歳~22歳の青年期にあたる。思春期とも呼ばれる時期は、アイデンティティの確立が課題となる。
つまりは自分が何者であるかについて、特に悩みやすい時期。この時期を充実して過ごすことができている人は、おそらく安定的な成人に至る可能性が高くなる。
好きな人からメールが返ってこないだけで悩んだり、自分でなく他の誰かが上にいることを過剰とも思えるほどに許せなかったり、とにかく些細なことで心は揺れ動きやすい。
自分が何者かわからないから、安心を他人に求める。
栄光を他人に求める。
ストレスのはけ口を、他人に求める。
本質的には成人となっても変わらないかもしれないけれど、心が特に多感な時期である。
恋花も、千尋も、それぞれに思惑があって努力はしている。ピアノの腕を磨いたり、おしゃれに気を使ったり、相手より優位に立とうとする面もある。
その心の不安定さというものも、物語で描くべき醍醐味なんだろうなあと思います。
で、ですよ。
こんだけごちゃごちゃと書いている私ですが、やはりわかりやすい文章というものが、いい小説の条件の一つだと思うわけですよ←分かりづらいことを散々書いている奴
この物語、ある一点に関してひじょーーーーにわかりやすい。
わかりやすいならいいじゃないかよって思うじゃないですか。
で、どんなところがわかりやすいかと言うとですね。
佐竹 友里
身長167cm 体重50kg(公式)
真澄 恋花
身長165cm 体重53kg(非公式)
少し赤みがかかった茶色い髪の毛
身長155cm 体重46kg(推定)
地の文じゃなくて紹介欄にでも書かんかーい!(ちゃぶ台パーン)
わかりやすすぎるわ!(個人の感想です)
時系列なんかも2019年春とか2018年、とかある意味わかりやすすぎる。
そういったことは明言するというよりも、描写とかでさりげなく潜りこませたほうが文学的じゃないのかい。
文章の媒体である小説なので、言葉で表現することに意義があるように感じます。
時間のない現代社会にわかりやすさを! という考えはとても共感できますが、想像の余地を残さんかーい。
あとはなんでしょうね、なんだか文が少し読みづらい。
改行の場所に違和感があったり、段落先頭を字下げしてなかったり、少し雑さが見えるところはもったいない。
そういった形が揃ってくるだけで、おそらくもっと読みやすくなるはずです。
思春期の揺れ動く心や歪みを取り扱った今作は、青春物としてはいい素材を持っていると思います。
きっと書き続けていけば、その素材を生かすための腕も磨かれていくはずです。
これからもがんばって欲しいと思います。
約64万5千
そういえば今作中では好きな子の名前でSNSを検索したりインターネット検索をするなんてことをしていましたね。
ああ懐かしい。そういえば俺も昔は好きな子との相性占いを一人勝手に
うああああああああああああああああああああ
頭があああああああああああああああああああ
青春の特権といえば、一言も以ってすれば無知の特権であろう 三島由紀夫
大人の僕はムチムチが好きです。
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