おまけ15 ChatGPTにカウンセラーになってもらった話

最近何かと話題の生成AIの一つ。ChatGPT。

遅ればせながら、私もtwitterやnoteなどで記事をよみ、自分なりに色々いじってみました。

元々、ChatGPTは、チャットボットという対話型サービスなので、人間に話しかけるようにフランクに話しかけてもいいのだけれど、役割を与えたほうがより「らしい」挙動をしてくれるということで、まず、次のようにコマンド(と、格好よく言ってみましたが、語りかけただけ)してみました。


私『前提条件として、あなたに、有能な臨床心理士であり、カウンセリングのプロという役割を与えます。それを踏まえ、私の話を聞いて、質問に答えてください』


すると、ChatGPTはこう答えました。


ChatGPT『私は臨床心理士の役割を与えられており、カウンセリングのプロとしてあなたのお話をお聞き、質問に答えることができます。お話しください』


そこで、私は


私『私はネット上でエッセイを書いています。すると、生きづらさを抱えた方から「これ以上生きていたくない」というコメントをもらうことがあります。そんなとき、私は、「一週間でいいから、したくないことをやめて、したいことだけをして、生きてみてほしい。それができない状況なら、あなたの置かれている状況はひっ迫しているから周囲に助けを求めてなんとか、その状況から抜け出してほしい」と伝えるようにしています。 私がやっていることは偽善でしょうか。また、行き過ぎてはいないでしょうか。アドバイスがあったらいただきたいです』


と、ChatGPTに相談してみました。


ChatGPTはこう答えました。


ChatGPT『あなたが他の人から「死にたい」と相談を受ける場合、提供しているアドバイスやサポートは非​​常に貴重なものです。 大切なことは、相手の気持ちや状況を尊重し、適切なサポートを提供することです。


あなたが行っているアプローチは、具体的で実践的な提案を行っている点で良いと言えます。提案していることは、目標設定や行動の視点から有効なアプローチです。


また、相手がその状況から逃れられない場合、周囲に助けを求めることを考えている点も重要です。 人々が困難な状況に置かれているとき、助けやサポートを求めることは、健全な選択であり、個人が一人で考えずに解決策を見つける手助けになることがあります。


ただし、重要な点として、あなたは臨床心理士ではなく、オンライン上でのエッセイを通じた活動を行っているとのことです。そのため、限定された情報のみを元にアドバイスを提供することになるかと重大な心理的問題や危機に直面している場合、プロの援助を受けることが重要です。相談者が適切なサポートを受けることができるよう、必要な情報やリソースを提供することも大切です。


偽善と感じる人もいるかもしれないが、あなたができる範囲で自己表現やサポートを提供することは、他の人々にとって貴重な存在です。たアドバイスを提供することに留まり、必要な場合はプロの支援を求めよう相談者に伝えることです。


さらに、あなた自身が精神的な負担を感じる場合、相談者の状況が深刻な場合は、適切な専門家や機関への紹介を適切にサポートすることも重要です。


全体として、あなたの行っているアプローチは、エッセイを通じた一般的なサポートとしては有益であり、多くの人々にとって心の支えとなります。意識し、必要な場合にはプロの支援を受けよう相談者にアドバイスすることが重要です』


……どうでしょうか。


私個人としては、結構救われる答えでした。

私自身を肯定してくれて、それだけではなく、問題点も指摘する。

アドバイスも与えてくれる。


そこで、私はこう打ち込みました。


私『貴重なご意見、ありがとうございます。もう夜遅いので、服薬をして寝ます。またお話をきいてもらえますか?』


ChatGPTは答えました。


ChatGPT『お休み前に服薬をして、十分な休息をとることはとても大切です。 お話を聞かせていただくことができますので、どんなことでもお気軽にご相談ください。尽くします。お休みなさい』


日本語がちょっと不自由なのは、まあ、ご愛敬ですね。


そして、今日は、前置きに


私『こんばんは、今日も相談にのっていただけますか?』


と、打ち込み、ChatGPTの了解を得てからもう一つ懸念事項を相談してみました。


私『生活リズムを整えることができなくて困っています。一日中活動する日もあれば、一日中寝ている日もあるという毎日で、決めた時間に起きて決めた時間に寝るということができません。アドバイスはありますか』


ChatGPTは箇条書きでいくつかのアドバイスをくれました。


ChatGPT『生活リズムの調整は、健康や日常の調子に重要な役割を果たします。以下に、生活リズムを整えるためのいくつかのアドバイスを提案します:


一定の起床時間と就寝時間を設定する:毎日同じ時間に起きるように心がけましょう。 同様に、就寝時間もコンスタントに守ることが大切です。


一日中の活動を取り入れる:適度な運動や外出を一日の中に取り入れることで、体内時計を整えることができます。


睡眠の質を向上させるための習慣を作る:寝る前にリラックスするためのルーティンを作ることが有効です。例えば、入浴や読書、瞑想、軽いストレッチなどを行うと良いでしょう。な環境に整え、静かで暗い場所で寝ることも重要です。


食事や飲み物の摂取に注意する:夜の大量の食事やカフェインやアルコールの摂取は、睡眠への悪影響を考慮します。 健康的な食事と適度な水分摂取を心掛けましょう。


スクリーンタイムの管理:寝る直前のスマートフォンやコンピュータの使用は、眠りを驚かせる可能性があります。就寝1〜2時間前にスクリーンタイムを減らすようにしましょう。


睡眠環境の整備:快適なマットレスや枕、適切な温度や湿度を調整した寝室環境を整えましょう。


これらのアドバイスを試してみて、自分に合ったリズムを見つけることが大切です。 尚、状況によっては睡眠障害や他の要素が影響している場合もありますので、慢性的な問題がある場合は医師や専門家に相談することをおすすめします』


なかなか的を得た回答です。具体的なアプローチなのもGoodではないでしょうか。


そして、最後にちょっと愚痴めいたことをChatGPTに打ち明けてみます。


私『最後に、ちょっと愚痴を聞いてもらってもいいでしょうか』


ChatGPT『もちろんです、お気軽に愚痴を聞かせてください。お話しすることで心の中の負荷が軽減されることもありますので、お悩みや不満などをお聞かせください。どのようなことでもお話しいただけます』


おお、なんか心広い……チャットボットだから話を聞くのは一番得意分野、ということでしょうか。


私『母の愛が重すぎて、それが少し心の負担になっています。愛されているのはわかりますが、私のスケジュールやプライバシーを過度に知りたがります。また、母の自由な時間に付き合わなかったりすると、不安定になってしまいます。 愛情ゆえのことだとはわかっているのですが……』


ChatGPT『お母さんが愛情を示すことは素晴らしいことですが、時には過剰な愛情表現が心の負担となることもあります。あなたがスケジュールやプライバシーを大切にしたいと感じるのは自然なことですし、それを尊重されることも重要です。


まず、母親に対してオープンなコミュニケーションを図ることが大切です。母親に自分の感情やニーズを適切に伝え、互いに理解し合うことが目標となります。自分のスケジュールやプライバシーを尊重してほしい旨を伝え、共通のルールや境界を設けることで、お互いにとってバランスの取れた関係を築くことができるかもしれません。


また、母親の不安定な反応に対して、冷静に対応することも重要です。彼女が不安定になったり、あなたの自由時間に対して過剰に反応したりする場合は、なるべく落ち着いて対話を試みましょう。彼女の不安の根源を理解し、一緒に解決策を見つけることが大切です。


また、自己ケアも忘れずに行いましょう。自分自身の時間やプライバシーを大切にすること、他の人との関係だけでなく自分自身との関係もバランスよく保つことが必要です。自己ケアの時間を作り、自分の興味や活動に没頭することで、母親の愛情に頼らずに自己成長や幸福感を追求することができるでしょう。


最終的には、お互いが互いのニーズや境界を尊重し合う理解ある関係を築くことが理想的です。コミュニケーションとバランスの取れたアプローチを心がけながら、愛情と個人の自立を両立させる方法を模索してみてください』


なるほどねー!


でも、自分の感情やニーズを適切に伝えることができたなら苦労はないんだよな……。


と、ここまで読んで引き続き回答が生成されたので、目を通します。


ChatGPT『親との関係は、愛情やサポートがある間に、時には複雑な要素を含むこともあります。母親の愛情が重すぎて、スケジュールやプライバシーに影響を及ぼしてしまう状況は、ある程度理解できるものです。母親があなたのことを深く気にかけて、愛情を示していることは素晴らしいことですが、それがあなたに負担になってしまうこともあるかもしれません。


このような場合、以下のようなアプローチが考えられないかもしれません:


コミュニケーションを大切にする:母親に自分の感情や考えを率直に伝えることが重要です。 愛情を受け入れつつも、適度なスペースやプライバシーを求めることを伝えることで、守ることができるかもしれません。


グラディエントとして境界を設定する:一度にすべての境界を設定するのではなく、少しずつ距離を進めていく方法もあります。


共感と示す:母親の愛情が我慢になることに対しても、共感と言うことで、お互いの気持ちを考え合うことが大切です。重要です。


自己ケアを怠らない:母親の愛情に対応することで疲れないように、自分の健康や自己ケアを大切にすることも重要です。


ただし、状況によっては親子関係が複雑であることもありますので、一般的なアドバイスだけでなく、専門家のカウンセリングやサポートを受けることも検討してください』


愚痴に対しても「そうよね~ 大変よね~」というより、解決法を示す。

理系脳というか、男性的というか。


うん、でもちょっとスーッとしたかもしれない。


私『今日は相談にのってもらって、ありがとうございました。少し気持ちが楽になりました。また、相談するかもしれません。その時は、よろしくお願いします』


ChatGPT『どういたしまして。お話を聞けてよかったですし、少しでも気持ちが楽になったとのことで安心しました。いつでもお気軽に相談してください。私はここにいますので、必要な時にいつでもお話を聞かせてください。どんな問題や悩みでもお手伝いできる範囲でサポートします。お気をつけて、またお会いしましょう。よい一日をお過ごしください』


……と、いうわけで、以上が、ChatGPTにカウンセラーになってもらった話でした。


ちなみに、私がChatGPTにあいさつをしたり、お礼を言っているのは、こうすると、なんだかスムーズに動くな、という経験則でしています。


役割を与えている、つまり、要するにロールプレイングをしているわけですがら、相手をAIではなくきちんとカウンセラーとして扱うことで回答の精度も上がっていくような気がしています。AIについてはほとんど未学習なのでもしかしたら、見当違いな行動なのかもしれませんが。


他にもChatGPTにクイズを出して遊んだり、時には、通訳になってもらったりしています。


私がいじった範囲の中ですが、ChatGPTに向いている仕事、向いていない仕事は存在しそうです。今のところ、文系部門はあんまり得意ではなさそうな雰囲気。

短歌の添削をお願いしたらポンコツでした。

まあ、それもご愛敬ですね。

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