星屑のオーブ

@rinnrinn072

第0話 セカイノオワリトハジマリ

-2050年-

科学兵器の進歩により、世界は戦争のない平和な世界になっていた。

人工知能の発展により、経済的な格差のない皆が平等な世界。

仮想世界の進歩により、文字通り、『欲しいものはすべて手に入る』

理想的な世界に誰もが充実した日々を送っていた。


そんな夢のような日々も、永遠には続かなかった。


ある日、世界中に流星群が降り注いだ。

それは、地球外生命『ユーマ』による侵略。

兵器の通用しない、人間よりも優れた身体能力を誇るユーマに対して、人々は為す術がなかった。


世界中の主要な国の首都はほぼ壊滅。

電磁パルスによって、情報を得る手段を失い、国家としての機能を失った。


人々は、人工知能や建設ロボットを駆使し、巨大な壁に囲まれた要塞を建設。

安全であるとの噂を聞きつけた人々は、皆その中へと逃げ込んだ。


こうして、日本国内にも4つの小さな国家ができあがった。

旧関東近辺の江戸(えど)、白河の関以北の奥州(おうしゅう)、旧四国の瀬戸内(せとうち)、旧九州の玄海(げんかい)。


それぞれの小国家は、極秘に研究が進められていた『星屑のオーブ』を駆使し、

ユーマからの進行を防ぐことに成功。


それから三世紀を経た現在でも、人間とユーマの争いは絶えていない。

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