番外編-男子高校生の性欲

目を開けると、僕はお姉さんにしがみ付いていた。

 それも、僕が小学生程度の身体にボディーチェンジされた状態でだ。

 お相手のお姉さんは八尺様のように豊満で大きな女性だった。

 よく広告で見かけたことのある、あの感じだ。

 そんな女性と、線路の踏切の脇で裸になって抱き合っているなんて、夢だからあり得ることだろう。

 しかも、だいしゅきホールドを公衆に披露するという、世間一般で言う野外プレイだった。

 僕はしがみ付き、必死にペニスを膣へいれようとした。

 だが、ただ表面を滑るだけ。

「早く入れて~」

 お姉さんはせがむが、どうにも上手く入らない。四苦八苦しているうちに、ギャラリーは集まる。

 初めに来たのは、知り合いのH君の家のワゴンR。通称ランボルギーニだ。

 実際は長年愛用している感満載の、ただの白いワゴンRなのだが、そんなことはどうでもいい。

 次に、来たのは同じ学校に通っている。S君だった。いつも登校を共にする。

 幼稚園の頃からの知り合いで、S君の家族にも顔を覚えられているほどだ。

 S君のおじいちゃんが運転する。ハイエース的なシルバーの車(名前わかんない)が、止まった。

「やべえ、S君じゃん」

 流石に知り合い二人に見られるのはヤバイと思ったのか、僕は焦った。

「早く入れたい。そして、出したい」

 そっちかよ。と起きた後で突っ込みたくなるほど、盛っていた。

 相変わらず愛液で滑る。

 もどかしくて、いっそもう出しちゃおうかな。

 そう思ったところで目が覚めた。


 ――夢精しなくてよかった。一安心した僕だった。

 翌日、それを話すと友人に笑われたとさ。ちゃんちゃん。

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