大学生の頃にハマって以来、久しぶりに読み返してまたどっぷりハマりました。
SFチックな事象が科学的に紐解かれていくドキドキ感と少年漫画のように熱いバディの絆、そして清廉なだけでない人間臭いキャラクターたちが葛藤しながらもそれぞれの信念を貫こうとする姿が最高です。
特にロベルトの一歩踏み外せばどこまでも落ちてしまいそうな危うさと、それでもギリギリで耐えて誰かを救うという使命を全うしようという気高い精神のアンバランスさにすっかりのめり込んでしまいました。
カクヨムに掲載されているのは本編を読んでいることが前提の番外編ではありますが、キャラクターたちの魅力と短編だからこそ本編以上に味わえるスピード感が魅力だと思うので是非幅広くたくさんの人に読んでもらいたいと思います。
そしてカクヨムで気になった方はみんな第二巻を読んで下さい!!!
バチカンシリーズは 長くて、本編の方はなかなか終わりが見えないですが
各巻が変化に富んでいるので 気長に次回作を待ってます。
短編集も個性的でバラエティーに富んでいるので、1冊の中でお気に入り短編が1編あればいいかなくらいの感じで毎回単行本を購入。
だって個人的当たり編がど真ん中!って叫びたくなるくらい壺にはまるから。
そして今回はじめてカクヨムで読んでみて、すぐに気が付きました。
せっかちで一気読みが好きな私には、各編が完結してからまとめ読みをした方が良いと。
それに横書きよりも縦書きの方が読みやすいなぁと。
(プロ作家さんだから縦書きで読みやすい文体・書式が身についていらっしゃるのかも)
だからカクヨムレビューで 偶然本作を見つけたらしい人の貶しレビューが目立つとすごく悲しくなります。
というわけで この作品だけは更新状況を見ながら、各編が完結するまで待っていっき読みして楽しんでいます。
藤木様 これからもバチカンシリーズの執筆よろしくお願いいたします。
毎年 新刊出版を楽しみにしていおります♡
※「ステキな上司に~」が含まれる「天使と堕天使の交差点」はすごくよかったです。この短編が「アダムの誘惑」の予告も兼ねているし、長らく謎めいていたジュリアと上司の関係もあきらかになった意味深い短編でもありました。
角川の書籍化作品です。しかも、アニメ化作品。
ストーリー設定はかなり凝っていると思います。内容的にも面白くないこともない。
ただ、読み物としては絶妙に中途半端で微妙な作品に感じます。タイトルとイラストはカッコ良いです。…ですが、ミステリーホラーのはずなのに、緊張感なく、毒気も超薄い。これではミステリーファンも、ホラーファンも乗り切れません。また、登場人物の会話があまりにも舞台的というか、アニメ的過ぎて、読みながら苦笑いしてました。
欧州文化好きの女性がターゲットなのでしょうから、男性向きには書かれていないのかもしれません。あるいは、アニメを観た後に読む、そう言う作品なのかもしれません。(ちなみに、アニメは観ていません)