『アニメ版 君の膵臓をたべたい』 すべてのジャンルにワンチャンあり
主人公がヒロインの闘病日誌を手にとったことから始まった、
秘密共有生活のアニメ版。
原作既読。実写映画視聴済み。
アニメ版も良かった。
ヒロインは自身の闘病の記録を「病気と共に歩む日記」として残すことにした。
病気になった自分の不幸を恨まない、と決めたからだ。
実写版にあった、「青年期を迎えた主人公」のパートはない。
原作からして、ヒロインのリアクションはいちいち大げさだ。
ちょっとマンガの登場人物ぽい子だなと思っていたので、アニメではその辺がしっくりきている。
実写よりキツい印象を受ける女友達。
和久井映見さんの老けた母親の芝居などは、自然すぎてまったく違和感がない。すごい。
映画終盤の、ヒロインを「星の王子さま」に見立てた演出など、アニメならではの描かれ方がされている。
どちらも良作なのでぜひ。
何度もいうが、「なろう」原作やからねー。
異世界ファンタジーや悪役令嬢、ざまあ展開だけじゃないのよー。
切ないお話も得意なのよー。
実写版は「読み手への偏見をぶった切る」書き方をした。
アニメ版は、
「書き手側の意気込み」
を語っていこうかと。
つまり、
「何を書いても、書きようによっては手にとってもらえる」
ことが、本作によって証明されたわけよ。
決して、畑が違うからって実らないというわけではないと。
実りが遅くても、
「自分をいかに売り込むかを考えたら」
ワンチャンあるわけよ。
これは、すべてのワナビさんは勇気をもらえたのでは?
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