『28クラブ』 シナリオ本にも載っている名脚本
姉の結婚式をぶち壊したアル中の主人公が、更生施設で立ち直る話。
輪になって唱和する施設の人々を見ると、「いかにも」な印象を受ける。
最初こそ、主人公は反抗的な態度を取っていた。
カウンセリングを受けても、その姿勢は変わらない。
外出時にて恋人と再開し、また荒れた生活をする主人公。
施設に戻る主人公は、誰が見てもベロベロだ。
刑務所に入れと言われた主人公は、今度こそ立ち直ろうとする。
隠し持っていた鎮痛剤も、二階の窓から捨てた。
しかし、誘惑に勝てなくなった主人公は、薬物を窓から取りに行って木から落ちる。
ケガをして生まれ変わった彼女は、トイレ掃除などをして身の回りともなじもうとする。
恋人とボートで逢瀬を重ねるも、彼が持ってきた酒入り水筒を湖へ投げ捨てた。
ここから彼女の本格的な更生が始まる。
母親をアル中で亡くしている過去が主人公を苦しめており、姉との関係もそれからおかしくなっていると、後に分かってくる。
姉との衝突、施設で知り合ったヤク中の野球選手とのロマンスなどを体験し、彼女は成長していく。
テーマは辛気くさいが、ユーモアがあり、ノリはいい。
お涙ちょうだい的なシナリオも用意されてないので、気軽に楽しめる。
この映画のシナリオパターンは、ブレイク・スナイダー著
『10のストーリー・タイプから学ぶ脚本術』
にて、「人生の岐路」という項目に載っている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます