『DENKI GROOVE THE MOVIE? -石野卓球とピエール瀧-』 伝記ビリビリ

 二〇一四年で結成二五周年を迎えた電気グルーヴのドキュメンタリー映画。


 デビュー当時から、世界的なスターになった現在までの軌跡を辿っていく。


「誰だ」が収録されてる「オレンジ」が、伸び悩んでた事を始めて知った。

 結構耳に残るアルバムなんだが。


 しかし、その失敗があったからか、最大のヒット作「Shangri-la」ができた、という声もある。


 ライブでピエール瀧が「Shangri-la」を歌うシーンがあって、ちょっと嬉しかった。

 音は外してたけど。


 各音楽関係者のインタビューもあり、


「リハーサルで『電気ビリビリ』の初期バージョンを歌ってたから、見に行ったんだよ。そしたら、卓球がさ、生娘みたいに恥ずかしがっていたんだよ。んでね、檄飛ばしてもらおう、って思って、瀧に声かけたのね。見たら、瀧まで同じような状態になってやがんの。そのときねぇ、ボクは初めて、電気グルーヴに萌えましたよ」


「ロックやヒップホップは、日本に根付くまで10年掛かった。電気グルーヴのおかげで、テクノはあっという間に根付いた」

 という貴重なコメントが聞ける。


 二人ももうすぐ五〇歳。

 二五年経った今でも進化し続けているという、怪物的なバンドであると思い知らされる。

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