『デヴィッド・ボウイ 世界を変えた男』 煽り耐性も異次元クラス

 デヴィッド・ボウイといえば、ヲタ界では「吉良吉影」のモデルとして有名だ。

 このキャラを見たとき、ガチでボウイと似ていて、驚いたモノである。


 日本だとやっぱり『戦場のメリークリスマス』かねえ?

 オレも見たけど。


 本作は、彼の死後に作られたドキュメンタリーである。


 ブラウン管に映るボウイに向けて、リポーターが問いかけるシーンが間に挟まれる。彼はボウイに対し、かなり鋭く、とげとげしい質問を飛ばす。

 それでも、ボウイは独自の口調で受け答えをする。

 煽り耐性がクッソ高い。機嫌悪そうやけど。


 仏門に入っていた過去もあったとは。

 彼の持つ神秘性とかは、こういう面にもあるのかも。


 彼女と一緒に住んでいたら、彼女の父親から女と間違えられたりしたらしい。


「スターマン」が、他のミュージシャンとネタかぶりして、ずっこけていたのは知らなかった。


 また、「レッツ・ダンス」を収録しているアルバムを、「駄作!」と評していたことも。

「時間が経つにつれて、傑作だと思えるようになるかもね」

 と、本人は冷静に分析している。


 めっちゃ売れてもなお、人のバンドに加入したり、色々と模索して、新しいことにチャレンジしていった。

 成功もすれば、非難も浴びることもあった。

「最高のバンドやったのにねー」と、ボウイもバンドメンバーも残念がっていた。

「ボウイが誰かの一部であることを、ファンが許さなかった」と。

 そのインタビューは、非常に無邪気に見えた。

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