創作に役立たない、「映画の感想」

『ラビリンス 魔王の迷宮』 元祖「ゴブサーの姫」

「弟のお守りから逃げ出したい」

　主人公が軽率な願いをしたばかりに、ゴブリンの王の手によって、主人公の弟が異界の迷宮に引きずり混まれてしまう。

　弟を助けるため、少女は魔王の住む迷宮で試練を受ける。

　デヴィッドボウイが魔王役で登場する。

　予告編紹介番組「映画ダイジェスト」で、魔王が重力無視の壁移動をするシーンは何回も見た。

　本編を見て、かなりラストの方のシーンだったと知る。

　現在、『ドント・ブリーズ』の監督が本作の続編を作るという話になっているとか。

　上映がいつかは知らんけど。

　主人公はジェニファー・コネリー。カワイイ。

『レオン』時のナタリー・ポートマンとどっちがいい？　って言われたら悩む。

　この映画では、彼女はウジ虫のプールに落下したりしない。

　デヴィッド・ボウイはそんなことしない。

　試練を乗り越えなければ、弟はゴブリンへと変えられる。

　主人公は知恵と仲間の協力で、試練を乗り越えていく。

　殺伐とした極悪人などは皆無。魔王ですら、心底外道じゃない。

　緊張感がありつつ、コメディとして物語は続く。

　最終的には、ゴブリンたちと和解する。

　いわゆる、「ゴブサーの姫」の誕生だ。

　現在、『オーバーロード』の三期がアニメ化されている。

　だが、本作より前に、「ゴブサーの姫」というのは存在していたのである。