『パシフィック・リム』 「ロケットパンーチ!」の真相

地球を蹂躙する怪獣を、巨大ロボットで倒す話。


・怪獣は違う星系から来ている

・二人乗りでないと、動かせないロボット


 個人的にはウルトラマンAのを思わせる設定にワクワクしていた。

 敵なんかまんまヤプールだ。


 ロシアのロボットが最高なのよ。ボトムズみたいで。


 この映画は、基本的にロボット対怪獣のプロレスだ。

 すべてがお約束の元で成り立っている。

 怪獣映画はそれでいいんだ。

 細かい話の粗や、構成の雑さなどを気にしながら見ると、途端に興が冷める。


 エヴァンゲリオンじゃないんだから。


 そりゃあね、林原閣下も吹き替えにでている。

 監督や観客だって、意識もしているだろう。

 が、勘違いしてはいけない。

 これは「プロレス」。いいね?


 お気に入りは中盤戦、タンカーを引きずって怪獣をぶん殴るシーン。

 あれいい。

 何の効果もないんだけど、プロレスを見ている感じたたまらない。


 吹き替えは杉田智和氏。

 言わずと知れた、アニメ版『銀魂』の銀さんですよ。


 組み付かれた怪獣に向かって、主人公は叫ぶ。

「ロケットパーンチ!」


 正式名称は、「エルボーロケット」という。


 杉田氏は、自身のラジオで、

「あれはワーナーの偉い人に言えって言われたんだ」

 と語っていた。


 中国版はもっとヤバくて、「ペガサス流星拳」と翻訳されていたらしい。

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