創作に役立たない、「映画の感想」

『デスペラード』 最強の二人。出番は三分だけ

　あんね、この映画、過去に二回見てんよ。

　話、全っ然思い出されへん。

　二回目は、話の内容を覚えるために見たのに。

　ウィキで調べたら、復讐劇だったのね。

　タランティーノがチャカで頭撃ち抜かれるシーンだけは、鮮明に覚えているんやけど。

　監督はロバート・ロドリゲス。「マチューテ」のようなものから、「スパイ・キッズ」なども撮っている、器用な監督だ。

　アントニオ・バンデラス扮する「エル・マリアッチ」がギャングに追われる美女を匿う話……だったはず。

　やばい、打つ手なしという所で、主人公は仲間を呼ぶ。

　カンパにキーノの二人だ。

　カンパの方はギターケースがマシンガンになっている。

　ゲーム「ペルソナ２」に登場するサブキャラの武器は、彼が元ネタだ。

　演じている人は、一作目「エル・マリアッチ」の主人公である。その得物もギターケース型マシンガンらしい。

　キーノのギターケースは、ロケットランチャーになっている。

　発射時、なぜか足を横へ伸ばす。そのポーズが格好良すぎる。

　ゲーム「ガングレイブ」や「デモンベイン」でもマネされている。

日曜洋画劇場版

「最強の二人だ」

昼のロードショー版

「この街が吹っ飛ぶぞ（はぁと」

　だが、この二人はギャングとの戦いでキーノは自身のロケットで吹っ飛び、カンパは弾切れを起こして蜂の巣に。

　この間、たったの三分という。

　まさに出オチ。

　だが、このシーンだけは未だに忘れられない。