『エグゼクティブ・デシジョン』 セガール死す!

 スティーブン・セガール死す!

 本作最大のポイントはここに尽きる。


 ジャンボジェット機がハイジャックされた!

 旅客機ハイジャック犯を相手に、主人公は強制的に空から乗り込む作戦を決行する! 

 リーダーは、我らがセガールだ。


 だが、セガールは取りつくことに失敗。

 主人公に全てを託し、何もできずに墜落する。


『その男ヴァン・ダム』でジャン・クロード・ヴァン・ダムから劇中作の主役を奪うようなあのセガールが、だ。


 どうしたセガール! コック役じゃないと弱いのか?

 しぶとく生きていそうだが、作中ではもう出てこないから、死んだも同然だ。


 飛行機内には、主人公である、実戦経験のないエンジニアだけが取り残される。

 とはいえ、このミスリードによって、観客に緊張感を持って映画を楽しんでもらうことに成功していると思う。


 余談だが、ハイジャックの首謀者を演じるのは、「デヴィッド・スーシェ」という俳優さん。

「マジで⁉」と思った方は、相当の海外ミステリドラマ好きだ。


「デヴィッド・スーシェ」、またの名を「名探偵ポワロ」。

 彼はポワロ役を演じていることで有名なのだ。


 カイゼルひげがないだけで、まったくだれかわからなくなる。

 しかも、ちょっと痩せてない? というか、ポワロのときは襦袢でもつけているのか?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る