『バタフライ・エフェクト』 何パターンもある結末

 病棟の職員から逃げる主人公の姿で、物語が始まる。

 主人公は手記を書き、自分に起きた出来事を振り返る。


 ヒロインとうまくいかなくなるたび、タイムリープを繰り返す。

 まさに、平成版『時かけ』の逆バージョンだ。

「オレと付き合わね?」と相手役から言われる度に逃げてしまう、あのシーンの。あのシーン好き。


 だが、本作の主人公に発生する事象は複雑で、深刻だ。


 主人公のツレとくっついてしまうヒロイン。

 別の時間軸では、「ヒロインと上手くいった! パターン入ったぜ!」と思えば、自分は四肢がない状態だったり。

 


 以下、超ネタバレなので、未視聴の人は絶対スクロールしないように!

 本作のラストシーンについて話すのでね!








 本作は、複数のエンディングがあると、話題になった。

 オレはDVDで見て、

・ストーカーエンディング

 街ゆくヒロインの後をついて行く。

・ハッピーエンディング

 赤の他人と化したヒロインと世間話をする。


 の存在は知っていた。

 

 だが、『アシッド映画館』というラジオ番組で、「もう一つエンディングがあるよ」と、読者投稿コーナーで発覚。

「母親の胎内で自殺する」といった内容だったそうな。


 気になって調べてみたら、記事が見つかった。


・ディレクターズカット版エンディング

 母親の胎内で、ヘソの緒で自分の首を絞めて死ぬ。


 どうやら、これのことらしい。

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