『スーパーサイズ・ミー』 なにげにテーマソングは中毒性高し 

「マクドはホンマに身体に悪いのか?」

 映画監督、モーガン・スパーロックはそう疑問に思った。

 自らを実験体として、一日三食、一ヶ月マクドを食べ続ける話。

 しかも、全てスーパーサイズで。

 今で言う「黄金伝説」、または「YouTuber」のような生活を映像化。


「バンキシャ」のナレーターでおなじみの大塚芳忠氏が、主役の吹き替えを担当している。


 元々は、アメリカを悩ませる肥満問題に関連していると、マクドが訴訟を受けたことに端を発する。実際に因果関係があるのかよ、と。


 だが、元々スパーロックは小食だった。恋人もベジタリアンである。

 そのため、いきなりスーパーサイズを注文するも、速攻でリバースしてしまう。

 まさに出オチ。

 

「46年間毎日ビッグマックを食べ続けた男性」

 としてネットで話題になったドン・ゴルスケさんも、当時この映画に出演している。


 一ヶ月マクド生活を送るに従い、肝臓にダメージを追い、精力も減退。

 恋人との関係も危うくなっていく。


 映画を見た限り、どうもマクドが原因と言うより、ボリュームが原因だと思われる。

 アメリカの給食ではゲータレードが出る。

 食品会社が推してきたのだという。


 オレは、この映画で初めて「ロビイスト」、つまり、圧力団体なる人々が、各業界で幅を利かせていることを知った。

 給食に炭酸が出るのも、そういった背景があるとか。

「子どものうちに刺激物を摂取させ、食品を買うように洗脳するのだ」

 といった思惑があるという。 


 あと、この映画のテーマソングは、なんか頭に残る。

 たまにマクドを食べたくなるように、変な中毒性がある。

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