第33話 従業員を雇ってみた
高橋と俺は、クラブハウスの従業員を雇う為に1件の食堂型店舗を借りた
どうせ必要になるのだからと、調理器具も全部新品を買い揃えた
これから簡単な面談だ、必要な人員はこんなものだろう
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従業員
コーチ2名 須藤とガレン
調理師2名
芝2名
マネージャー1名
受付2名
栄養士2名
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フィジカルコーチは今の知識が邪魔をすると思うので、素人を雇ってメニュー通りにして貰おうと決めた
コーチ二人の面接だ重要な事だけ伝えた
・怪我をしない様に自転車にしている
・膝への極度の負担はダメな事
・柔軟とアップはちゃんと行う
・此方の指示に従う
・新人は柔道の受け身の練習もさせる事
ガレンは怪我しないように配慮されたトレーニングメニューの表に驚いていた
俺は彼に対して何らかのわだかまりが、無い訳ではないが、しかし高橋が信頼していうし、人員が足りないのもあるので今は飲み込むしかない
須藤は高橋の元ユースの先輩だと高橋が説明してくれた。ユースからプロへの夢破れ、どこかサッカー関連の仕事ができないか探していたらしい時に高橋から相談があった様だ。
俺は高橋の人脈の凄さに驚いているのは、高校とユース時代の仲間と女友達と交友は幅広いし、ダイヤの原石のような何かを持っている気がする
俺はよろしくお願いしますと話した後に二人と握手を交わした
次に調理師さんと栄養士さんに来てもらって用件を話す
・胃を大きくするために最初は多めに食事をとって貰う様にする
・運動量以上に成長の為のエネルギーが必要なので、練習メニューと成長に必要なカロリーを計算する事
・通常の成長カロリー計算の1.5倍にする事
・小麦系の食事をメインにバランスよくする事
「胃を大きくするというのはどうするのですか」
「ドカ食いを続けていると胃が段々と大きくなりますので、成長の為のエネルギーと練習の為のエネルギーが取りやすくなりますが、注意して欲しいのは胃を大きくし過ぎて肥満になる事ですので、バランスが必要です」
「わかりました。大きくした後は計算メニューどおりに食べさせれば良いのね」
カロリー計算表やトレーニングメニューは今までやって来たノウハウがあるので、改めて作る必要はない
俺は話をした時に"この素人が栄養士に口出しするな"と言った感じが無い人を選んだ
但し、俺に女性を見る目は全くないと言っていいので最終的な決定は高橋に任せる事にした
芝は4面あるグラウンドキーパーさんは絶対に最低でも2人は必要だった
・選手に色々と試して貰いたいので、芝の長さは常に一定の長さにはしない事
・芝を張り替えた後などのピッチも選手に経験させたいので、ワザと根付かない様にする事もある
・クラブは火曜が休みで後一日の休みはローテーションになる事
芝は説明後に長さをどうするか聞かれたが全部必要と答えた
選手達が色々な長さを経験できるように月替わりにして欲しい旨と荒れた芝など色々説明して置いた
マネージャーと受付の女性は全て高橋に任せた。俺よりも適任だろう
受付の女性は矢内あゆみさんの紹介のようで、俺が言うのもなんだが美女に分類して問題ないだろう、逆に俺の視線がセクハラにならない様に体ではなく顔をみるようにしている
マネージャーはいかにも紳士の様な方を雇った
以前は大きな会社の部長をしていたらしい。その後、資格を取り色々頑張ってうちに応募した様だ
俺は何でも疑って掛かる性格なので、この件については高橋に一任した
こうして日々クラブへ必要な物を揃えて行った
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