Act.6[8月27日(四日目)]

水郷村の夏休みもあと少し。

漏れは本格的に保育園に通うことになる。

鳥の囀ずり、新鮮な空気。水郷村の森は良いな。

と言う訳で漏れは虎彦と一緒に森に居た。

虎彦「なっ、いいだろ?」

漏れ「うん。良いね」

虎彦「お前、ここでうわんうわん泣いてたんだぜ?ww」

つい四日前のことだったから鮮明に覚えてる。ま、虎彦に食べられそうになってビビったからなおさらなんだけどね。

漏れ「覚えてるよ。漏れ、混乱しなが答えてたし」

虎彦「なぁ、清行。何があっても戻らないよな?」

漏れ「どこへ?」

虎彦「前のお母さんの所だよ」

漏れ「戻らないって決めたから」

そう。漏れは心にそう決心した。

漏れ「戻ったらどうするの?」

虎彦「取り返すよ」

漏れ「そうしてくれるとありがたいよ」

こうして雑談をしてると、

??「虎彦と清行じゃねぇか」

二人「??」

そこには熊…柔一が突っ立っていた。

柔一「どうした?二人で話しして」

いやいやいや、お話のお要らないでしょうが!

虎彦「雑談。なんで?」

柔一「いや、辰樹が皆でプール行こうぜって行ったらいなくてよ。そしたら虎さんがかここにいるって教えてくれた」

なるほど!漏れは理解したつもり。

柔一「清行も行くか?」

漏れは考えた。行ってもいいし行かなくてもいい。だけど答は一つ。

漏れ「うん。行くよ」

……

着いたのは都会にある屋内プールとは違い、小学校にあるようなプールだった。民用プール的な?

広さは十分あり、とても広い。

虎彦「よし、泳ぐぞー!!」

ザブーーン!と虎彦がいの一番に飛び込んだ。しかし、泳ぎはとても早い。毛皮が水を吸って思いのでは?

しかし、難なく泳いでる。謎が深まる。

漏れ「虎彦、重くないの?」

虎彦「あ?重いぞ?」

思いのかーい!

……

漏れ「おやすみ」

虎彦「あぁ」

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