Act.5[8月26日(三日目)]

チュンチュンチュンッ

漏れは目を覚ました。今日から初めての保育園なんだ!

虎さん「ほらー、二人とも起きなさいよ!」

虎彦「おはよー」

漏れ「おはようございます!」

漏れのテンションは何かと高い。だって、保育園なんだもん!楽しみで楽しみで仕方ない!

……

10分程度の着替えが終わった後、虎さんから少し説明を受け朝御飯を食べて保育園へと向かった。

水郷村には保育園が無いらしく、風鳴町まで行かなきゃならない。

……

車に揺られ25分。やっと風鳴保育園に着いた。

??「君が始めてくる子だね。私は園長の大田おおたよ。よろしく」

漏れ「よろしくお願いします」

大田「じゃ、早速皆に挨拶してね」

ガラガラガラ…

皆がコッチを見てる…。その中には虎彦が居た。コッチを見てニヤニヤしてる。

緊張でどうにかなりそうだ!

漏れ「はじめまして…。山本清行です。前住んでたとは分かりません」

漏れはできるだけのことを話した。

皆最後の言葉を聞いて?と言う顔をしていた。

……

虎さん「初めての保育園はどうだった?」

漏れ「緊張でどうにかなりそうでした」

虎さん「始めは皆そうよ。でもだんだん良くなるのよ」

虎彦「そうだよ!俺だってそうだった!」

虎さん「ほら。虎もそうだったんだよ。だから、いいことよ」

この時、大島家は大きな秘密を持っていた。しかし、それは卒園するまで内緒にしようと、なっていた。

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