Act.3[一日目]

漏れ「おはよーございまーす」

漏れは虎彦に挨拶をした。朝の挨拶は大切だ!

虎彦「おう!おはよー」

漏れ「虎さんもおはよーございます!」

虎さん「清行君、おはよう。虎もおはよう。朝御飯、できてるわ」

漏れ「やったー!」

虎さん「歯磨いてきなね」

漏れ・虎彦「はーい!」

?歯ブラシって持ってなかった…?よね。漏れ、持ってきてなかったよね…やっぱ。

虎さん「あ、清行君のはこれ」

虎さんは漏れにぽん、と渡された。

5才の漏れには丁度いい。

虎彦は自分の歯ブラシを取ると大きく口を開け、歯を磨いた

漏れ「うわっ」

漏れは小さく叫ぶ。くちがでかいんだもん。

虎彦「ん?どうした?」

漏れ「何でもないです」

漏れは苦笑した。

虎彦「早く磨けよ」

漏れは貰った歯ブラシの箱を開け歯ブラシを出す。そして磨く。

……

漏れ「うわー!今日も凄い!」

虎さん「前に作って貰ったこと無いの?」

漏れ「うん。お母さんはお母さんじゃなかった…」

虎彦「…。そうだ、探検しよーよ!」

……

虎彦「みんな集まってくれてありがとう!」

昨日の柔一、深、峻、京慈が集まった。辰樹はお父さんの手伝いらしい。

柔一「暇だったしな」

虎彦「はてさて、今から西村君に水郷村を教えてあげましょう!」

深「まずどこから行くのかい?」

虎彦「まず、ん家だろ」

?アイツって誰だ?

皆で村を歩くこと15分。とあるの家があった。

虎彦「うおーい、孝之助!」

孝之助「なんだ?オイラなんもしてないよ~」

虎彦「西村に水郷村を紹介すんだよ」

孝之助「で、修理屋のオイラの家に来たのはその紹介に来いと?」

虎彦「ま、そんなもんだ」

……

水郷村紹介は無事に終わった。

途中いざこざはあったけれど…。

第一印象は田舎。次に村の皆はとても優しい人ばかりだ。

今はすっかり陽が暮れて夕焼けがすごくきれい。ヒグラシも鳴いて。これぞ田舎って言う感じ。とても静かに夕焼けが見れる。

前のお母さんの家よりもきれいだ。

ずっとここにいたいな。そんな気持ちが漏れの中にある。あの家なんか戻りたくない。虎彦は居ろよっていったけど、虎さんはもしかしたら漏れのお母さんを探してるかもしれない…。

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