Act.2 歓迎会

みんな「お邪魔しまーす」

うわっ。熊に犬に狼に猫に狸。みんな獣!?

漏れ「うーんと、これはどういうことかな?」

虎彦「見りゃわかんだろ。獣人じゅうじんだ」

??「初めまして!君、なまえは?」

一番始めに話に来たのは、狸だった。

漏れ「漏れは、山本清行。君は?」

??「九狸孝之助!実家は物の修理とかやってるんだ!」

漏れ「そうなんだー」

??「おい、虎彦。こいつ誰だ?」

熊獣人が虎彦に話しかけた。

その熊獣人は小さいくせにガタイがデカイ。柔道に向いてるような気が漏れにはわかった。しかし!簡単には話しかけられない!だって、ずっとしかめっ面だからさ…。

虎彦「あぁ、柔一?山本、自己紹介しろよ!」

さっき、虎彦に質問したのは柔一って言うのか。

漏れ「皆、初めまして!山本清行といいます!お母さんに捨てられちゃってこの村に来たんだ!この村のことを教えてくれないかな。じゃあよろしく!」

犬「俺は高原京慈。清行君、よろしく」

猫「僕は黒井深。よろしく」

狼「俺は蒼月洸哉。よろしくな!」

狸「再び、オイラは九狸孝之助。よろしく~」

熊「俺は三日月柔一。よろしく」

犬「僕は古酉峻ですぅー!よろしくお願いしますぅー!」

虎彦「じゃ、今日山本を歓迎だ!」

虎さん「料理できたわよー」

昼と打って変わって夕御飯はもっと豪華だった。漏れ1人来ただけでこんなに豪華な歓迎会に成った。皆に感謝しなきゃ!

……

漏れ「今日はありがとうございました!」

虎さん「家無ければ泊まっていいわよ」

漏れ「本当ですか?」

虎彦「うちんち旅館だからさ。暇なんだよ」

虎さん「暇とはなんだ!?ま、暇には代わりないんだけどね!ワハハハ!」

漏れも少し笑った。

虎彦「俺の部屋来いよ。一緒に!」

漏れ「おう!」

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