2024年 新春〜初夏 龍神とのご縁 靖国神社へ


 今日の日付だが、2024年5月23日。

一年近く記録していない間に、恐ろしいくらいに状況が変わっていた。


 2023年12月31日、とある総本山の神社の大晦日の大祓。境内の除夜祭で、龍神に遭遇したびいは、これまでとは違う人生を歩み始めた。


 違うというか、まあ、何だろうな、あんまり泣かなくなったと言うか。


 あの時に龍神に遭遇したのはびいだけじゃなかったが。本堂の真上に龍雲が立ち上り、皆、驚いた。


 龍神のお告げ、天啓が降りてくるようになり、その通りに動いているんだが、正直どこから何を話すべきか、もはやわからない。


 ジェットコースターに乗ってるような状態は本人や周囲だけが興奮してる感じになるからな。いつも危機一髪みたいに。


 2024年の2月4日までに靖国神社に何があっても来るように、というお告げがあった。雪が降っても、仕事に穴を開けても、地震が来ても来いと言うような、強い強制力を伴ったお告げだった。実際のところ、予定を変え、一本早く乗った新幹線は無事東京に着いたが、乗る予定にしていた電車は、遅延し、参拝して帰ろうとすると、片目に激しい痛みが出て、もう一度参拝することになった。


 こんなに目が痛いのはおかしい。目医者に行こうにも、旅先の日曜だ。もう一度、お参りしないといけないんじゃないか。


 予定を変え、延泊を決めた電話をした瞬間から、嘘のように痛みがおさまり……びいのお母さんはギャラリーへの搬入どうするの!?と声を荒げたが。


 帰ってから医者に行ったら、黒目がヒュッと真一文字に切れていたそうだ。完治に二ヶ月以上かかった。


 大鏡の周りに彫られた御神体の龍からのお告げは、衝撃的なものだったが、それはここでは言うまい。身内だけに話してみたが、全員ショックで絶句した。


 まああまり良い知らせとは言えないのだが、当のびいはケロッとしていた。

死んでもいい、どうなってもいいと思っていると、怖いものが無くなる。


 帰りは、一本遅れたが、なぜか時間通りに到着した。俺達のすぐ後の新幹線は、雪の影響をもろに受け、止まってしまった。そのあと東京はしばらく雪で交通が麻痺していたようだから、やはり自分達は護られているな、と。


 まあ俺は、何でもいいんだけど、びいはやっと本来の自分を取り戻してくれたようで、最近は手がかからなくなり、放置気味にしている。


 俺は俺で、修行した方が良いからな。


 龍神の言う通りに動いているんだが、本当にトリッキーだ。今度は3月3日までに伊勢神宮に来いということだった。やること成すこと、ツキが凄すぎて、俺は現世利益についてあまりポジティブじゃないから、逆に大丈夫かと思うほどだ。


 一つ一つ挙げていけば、本当にくだらないことなんだが、最も凄かったのは、横断歩道でだ。1月10日だったかな。新春のえべっさんの帰りだった。1メートルほど左に避けるように、と声がして、自転車を押しながら避けた先に、急発進した左折車が突っ込んできやがった。まあ、今に至るまで、何度も横断歩道では、間一髪だ。もはや、出かけない方がいいんじゃないかという気がしてくるな。足腰の弱ったお年寄りじゃあるまいし、横断歩道の上で死にかけることというのは、そうないはずだから。

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