なんと形容したらいいか……そう、ある種のノスタルジックというか、懐古的な一面を持つ、古き良き文学的な文章。お見事です。
落ち着いた印象で語られるように進行してく文面は、急いてもなく、落ち着きすぎたわけでもなく、着実に【起】を構築していく、そういうしっかりとした構成が出来ているように感じます。
しかし、文面の魅せ方が“弱い”と感じてしまうのも同時です。
まず、“傍点” “括弧” “ルビ” “文字表現”
これら全てがまだまだ稚拙に感じます。この作品のホームグラウンドである【ネット小説】で投稿するならば、これらの技術にも思索していくのが、必要な努力になります。
傍点――強調したいことや、読者だけに比喩的に伝える手段として用いられますが、これがうーん。傍点にするだけの言葉のようにはどうにも感じない。
もちろん作者様の好みと私の好みとの相違があるだけかもしれませんが、より文学的な作品に近づけ、読者の目を惹きたいなら、【カタカナ】だったり、あえて【ひらがな】を使ったりで、異質さを演出し、わざわざ傍点で示す必要は無いように思えます。
傍点は文字ではないですから、言ってしまえば矢印です。
読者に「ここだよ」と示す矢印です。
そして、私の言う異質さとは、敢えて連続した文章に不純物を混ぜ込むことによる、“読者の発見”に託した矢印です
カタカナだったりひらがなというのは、あくまで例でしかないですが、もう少し表現のバリエーションを増やすべきだ、というのが課題だと私は思います。
括弧――これに関しても傍点と同じようなことですが「」の使いまわしが、一辺倒というか真面目過ぎるというか……。まぁ「訂正するべきだ!」と声を大にして提言するわけではないですが、ここも拘ればもっと印象強く見せられそうなのにな~。なんて思った次第です。
ルビ――様々な年齢層が利用する場なので、ルビはかなり付けておいて損は無いと思います。さすがに、全部に付けすぎると一気に子供っぽくなってしまうので、塩梅というのが大事になってきますが……。
文字表現に関しては上記に点々と書いてありますのでそちらをご参考ください。
後はそうですね……いまいち登場人物の姿――“像”というのが見えてきませんね。
魅力的な作品には魅力的な登場人物が必ずセットです。一話目からその義務を放棄し、御座なりな、ふわっとした概念だけを読者に与えて進行していくのは非常に危険だ。
作者様の想像するキャラクターが全く読者に伝わらず、途端にチープな人形劇へと転換してしまう恐れがある。
キャラの魅せ方に関して、もう少し思案するべきかと愚考します。
かなりの事を指摘しましたが、ある程度は基礎の固まった綺麗な作品であることには変わりありませんので、そこまで落ち込まず、話半分程度で参考にしてください。
そして、量も量ですので改稿する必要もないと思います。ただ、これらの指摘を受けて、次回の作品たちに活かしてくだされば幸いです。
作者からの返信
お読みいただき、また、細やかなご指摘、感謝です!
早速、いただいたコメントを見ながら、自作を確認してみたのですが、
確かに“傍点”はいらない、
“括弧”も、規則正しく、カチカチと挿入されていて、
生ものであるべき物語を静物にしてしまっているように感じました。
“ルビ”も「逸らす」とかに振ればよかったと思い、
説明文のようになっている所を“文字表現”で、
〝生きている〟ものにしなくてはと思いました。
ネット小説かどうかに関わらず、
小説を生あるものにする為に必要なものだと感じた次第です。
登場人物もそうですね。
確かにどんな人物であるのか、情景の描写をもっと入れ、
読者の頭の中に思い描いていただけるようにしなくてはなと思いました。
もう、無料でこんなに詳細に書いていただけるなんて、
申し訳ない思いでいっぱいです。
精進したく存じます。
こころより、ありがとうございましたm(_ _)m
チトセさんみたいな子
どの学年にも一人くらいはいたような…
どこにも収まり切らず
一括りにはできない子
でも、なぜか
いつまでも忘れられない子
作者からの返信
お読み頂きありがとうございます。
いたかなぁ~?
ZZZZZzzz...