夏の煌めき【17.増援部隊、出撃!】

 「何? チキンが襲われて華琉はるが助けに行ったぁ⁈」

 集合時間になっても誰も何も得られず、作戦会議を開いていた一同の元にもたらされたのは、あまりにも急な展開だった。

「で、クロシーお前一人か? ……はぁっ⁉ 華琉と一緒にいたフジノとかって女が隣にいる⁈ ……うん、うん。分かった。今すぐそっちに向かう。動くなよ。うん、おう」

「何だって?」代表してユッスーが訊いた。

「チキンが襲撃されて華琉が助太刀に飛んでったって、クロシーが。応援も要請してきた」

「よし。真王なおあきら、バカ殿、ベルギー、賢木原さかきばらさん、早坂はやさかさん。以上6名を増援部隊とする。あとの者はその場待機‼」ユッスーは即座に指示を飛ばす。

「ユッスーそっちは任せた」出陣前に真王は言った。

「おう。グッドラック!」

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