夏の煌めき【7.買い出し】
それから2日後の夕方。
「おっと、ごめん。
「あれ? 兄さんどこ行くんです?」
「あぁ。お前らユッスーにしごき倒されてる組があんまりにも
「ああ。はい。もちろん。
仁さんと義子さんというのは
「よし、じゃあ、先に下行って待ってろ。俺はあと3、4人暇人探して来るから」
「あ。はい」
約10分後。玄関前には真王、知稀、
「お前らいいか? 行くぞ。」号令をして真王は歩き出した。あとの4人も歩き出す。
「コンビニが近くて良かったっすね、兄さん」赤音崎が言う。
「分かり切ったことを言うなよ、ベルギー」と真王。
「そう言えば、何で赤音崎君のあだ名が“ベルギー”なの?」明が尋ねる。
「あ、私もずっと気になってました。何でですか?」菖も続けた。
「あぁ。こいつ、本名が赤音崎って言ってね、兄さんが赤く光り輝く……って連想したのが、オリオン座のベテルギウスって星だった、ってだけのこと」と知稀。
「そうそう。それで最初はベテルギウスって呼ばれてたのがベテルギーになり、いつの間にかベルギーになり……ってね!」と赤音崎。
一行は角を曲がり、浜辺沿いの堤防道路に出た。ふと下の浜を見下ろすと
「おい、
「おう。」返事をするなり華琉人は階段を駆け上がって来た。「行こうぜ! コンビニ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます