第5話

「瞳って、僕の保護者みたいだね?」


「そんなもんじゃないの?

 私がいないと、何にも出来ないじゃん?」


「そんなことないよ」


「じゃ、何か出来る?」


「焼き飯」


「誰がご飯を炊くの?」


「瞳」


「ほら、私がいないと焼き飯さえも作れない」


「ほ、他にもあるよ!」


「何があるの?

 言ってみ?」


「卵焼き」


 どうだ、参ったか!

 こればかりは、材料は卵しかないぞ!


「誰が、卵を買ってくるの?」


「え?」


「ほら、私が卵を買って来なければ卵焼きさえも作れない!」


「それは、ずるいよ!」


「ずるくない!

 真白が、私がいないと何もできないことが証明されただけ!」

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