第2話

昼休憩、玲依と一緒に僕は校舎のグラウンドの横を歩き、いつもご飯を食べる場所へ向かった。玲依としばらく話していた時、玲依と同じサッカー部の先輩が

「おーい篠原ー部室片付けるの手伝えー」

と声をかけた。

「えっ、は、はーい!すぐ行きます!

ご、ごめん、俺行かなきゃ。あとでジュースでもおごってやる!

じゃあな!」

「おっ、アザーす」

そう言うと、玲依は部室の方へ走って行った。


時間も余っていた僕は、久しぶりに校舎を歩くことにした。すると、野球部が

「やっべ、そこの人ー!避けてー!」

と叫んだ。見上げると、目の前にボールが飛んできていて、築いた頃は、もう遅かった。


「だい、、ぶ、、、君ーだいじょーぶー?」

見上げると、保健室にいた。

「もう、びっくりしたよー。歩いてたら、君がばったり倒れてるんだから!どうしたの?ドジった?」

僕の前には、諸星栞、彼女がいた。

「それじゃ!バイバイ!起きたみたいだし私もう行くね!」

「ま、待って!あ、あの、、もしよければ、今後も話したり、とか、、できれば、いいなって、、」

「え?うん別にいいよ!えーっと、さいき君?だっけ?」

「佐伯。佐伯カイト。カイトでいいよ。」

「それじゃあ、バイバイ、カイト君。

、、、あのさ、、」

「ん?」

「な、なんでもない!じゃあね!」

「う、うん」

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