第2話
昼休憩、玲依と一緒に僕は校舎のグラウンドの横を歩き、いつもご飯を食べる場所へ向かった。玲依としばらく話していた時、玲依と同じサッカー部の先輩が
「おーい篠原ー部室片付けるの手伝えー」
と声をかけた。
「えっ、は、はーい!すぐ行きます!
ご、ごめん、俺行かなきゃ。あとでジュースでもおごってやる!
じゃあな!」
「おっ、アザーす」
そう言うと、玲依は部室の方へ走って行った。
時間も余っていた僕は、久しぶりに校舎を歩くことにした。すると、野球部が
「やっべ、そこの人ー!避けてー!」
と叫んだ。見上げると、目の前にボールが飛んできていて、築いた頃は、もう遅かった。
「だい、、ぶ、、、君ーだいじょーぶー?」
見上げると、保健室にいた。
「もう、びっくりしたよー。歩いてたら、君がばったり倒れてるんだから!どうしたの?ドジった?」
僕の前には、諸星栞、彼女がいた。
「それじゃ!バイバイ!起きたみたいだし私もう行くね!」
「ま、待って!あ、あの、、もしよければ、今後も話したり、とか、、できれば、いいなって、、」
「え?うん別にいいよ!えーっと、さいき君?だっけ?」
「佐伯。佐伯カイト。カイトでいいよ。」
「それじゃあ、バイバイ、カイト君。
、、、あのさ、、」
「ん?」
「な、なんでもない!じゃあね!」
「う、うん」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます