「途中までで止まってしまう」と、「下手でもいいから完結まで書き上げる」では、明らかに後者の方が入って来る経験値が大きな、と感じます。
悩んでいても、途中、納得がいかなくても書き上げる。そうすることで初めて、自分の小説の良いところ、足りないところ、が見えるような気がします。
……何より。
「完」の一字を書く時のあの快感。
物書きとして幸せな瞬間の一つだと思います!
カクヨムだと、読んでくださっている方への責任感なんかもありますので、「意地でも書き上げなきゃ!」って気持ちになりますね(笑)
あと4冊。一読者として楽しみに追いかけさせていただきますので、どうぞご無理なさらずお進みください(*´▽`*)
作者からの返信
お返事遅くなりましてすみません。
完結にジャンルわけしたときに、私のなかでひとつ、「作品」と呼べるものができあがるんですよね。それはかけがえのない瞬間であり、財産だと感じます。長編を完結させる方は、なおさら尊敬します。
読者がついていてくれるのも、大きな要因になりますね。
私も最近短編以外では、つまり長編では初めて完結させました。
書評して頂いたスチームパンクっぽいファンタジーの奴です。
起承転結が上手く行ってないんじゃないかと言う不安と戦いながら書き上げた作品は、やはり財産になりますね。
ついつい、納得いかない部分があると直し始めてしまう癖があるのですが、今回はそれを抑えて書き上げました。
自分自身の能力が、現状どの程度かを明確に測る為にも終わらせる必要はあるのかも知れないですね。
書いてる最中は、客観視なんてなかなかできないですから。
作者からの返信
お返事遅くなりましてすみません。
完結、お疲れ様でございました。読み終わりましたら、改めて感想を述べに伺いたく。
完結させてから直せばいい、を合言葉に作業すると心理的な負担も大分かわりますね。途中で直すのは、いわば完結からの逃げとも受け止められかねませんし。完璧な小説を作りたい気持ちも理解できますので、悩ましいところです。
遅ればせながら、「あらすじ」のお話とこちらの「ピリオド」のお話が突き刺さりました。
インプット比率を殆どゼロにしていて皆様分の書評の方は現在手に取ることができず、幕間だけつまみ食いのようで申し訳ございませんが、こんなにも丁寧で熱量のある幕間が。早く手に取っていればよかったと感じております。
あらすじの方からです。私はあらすじを演出の補佐程度にし考えていなかったのですが、しっかり向き合ってみようと思いました。結末を決め切る前に書き始めること、どこまで種明かしをしようか決め兼ねていること。つまりは逃げの理由からあらすじを誤魔化していたのだと気付くことができました。
そして、ピリオド。私もシーンが浮かんでそこへ繋げるように書くことが多く、未完の物語たちから目を背けたことも多いです。一言一句刺さりましたが、こちらはただ反省したのではなく、今詰まっている箇所の突破口になりそうな、ヒントになりそうな何かが。まだ反芻させていただきますがひとまずお礼を。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
気付けば五十冊以上も書評させて頂きました。すべてを追う義務は当然ございませんので、お気になさらず。
あらすじにつきましては、私個人としてはないよりはあった方が嬉しいな、とは感じます。中身の見えない商品を手に取るのは、勇気のいることですので。どこまで種明かしをするかは物語の根幹にかかわりますが、世界観が多少なりとも見えると嬉しいです。
ピリオドについて、好きなシーンだけをひたすら書いてそれらを繋ぎ合わせる小説の書き方もあると聞きます。私としてもそういった方法で小説を完成させられれば、とは思いますが、なかなか難しいですね。長編であるほどの労力が増えますし。
しかし、それを超えてこその感動もあるでしょうし、完結作品が増えることを陰ながら応援しております。