感想を完走したい。

【雑談】クレクレ。

　折り返しにこんな皮肉めいたタイトルをつけていいのかしら。段々と被っていたものが剥がれていく感じがあります。

　さて、何を書いたものかと。ネタはいろいろありますが、炎上は本意ではないし。ありがたくもこの書評、一日の命とはいえ月間一位とりましたからね。ありがとうございます皆様のおかげです本当に。

　今回ですが、巷で話題の自主企画……ではなく、いわゆる「クレクレ」をする方についてのお話を。うーん題材からして不穏ですね大丈夫かしらこれ。

　まあ、苦い思い出ということで受け止めてください。

　売名目的のレビュー、pv、その他もろもろ。これも私が別のサイトにいたときの話ですが、積極的にレビューを募集されている方がいました。どんな意見も受け止めます、甘口辛口なんでもどうぞ――みたいな感じで。私のいたサイトのレビューは長所短所指摘できる、いわばネガティブな部分も述べられるレビューでしたので、それを使って意見を述べさせて頂いたわけです。

　ただ問題が。

　私の指摘したいことが、すでに何人ものレビュアーさんに指摘されている。

　いいところももちろんあるんです。ただ気になったところとなると、やはり他のレビュアーさんも同じような場所が気になっていて。そうなるとやっぱり、似たり寄ったりになるじゃないですか。

　さらにその小説、数ヵ月前とかも同じ指摘されている。

　要するに、推敲や修正、改稿をするつもりのない方が、ご意見くださいなんでもいいからっていうのは、レビューする側としてはやるせないなあという思い出です。私が私のために書評しているのも、この辺はちょっとあります。

　言い方が悪いですが、店主は客を選べません。カクヨムの自主企画でも課題になっていますが、意図に反する作品が参加していたり、企画主の決めたルールに従わない方がいたり。 どんなに厳格なルールを定めたとしても、ルール違反は出てくるし、追い出す措置を持っていなければそれは格好の宣伝の場として利用できるわけですしね。

　私が自主企画として書評を立ち上げ、参加してくださった方々も、その目的は様々だと思います。私の書評を楽しみにしてくださった方、誰でもいいから意見がほしかった方、それより宣伝としてpv増えるから参加しようという方。私にはその本質を見抜くことはできません。そして、お客様に貴賤はありません。

　だから、全部私のためにやることにしました。

　どんな目的を持った方であっても、参加して頂いた以上、書評を書く身として一切の手抜きはしない。感謝でも無視でも構わない、だってこれは私のための書評だから。

　これで私が「人様のために書評頑張りまーすヤフー！」とか言ってたら、傲慢になって「なんで感謝の言葉も述べられないんだ、あなたのために書評したのに」とか言ってしまいそうですね。丸くなったね私。だからもういいのです。

　思うことは多々あるのですが、私は「他人は他人、自分は自分」であろうと決めました。人様のスタイルに干渉するつもりも、自分の思考を押し付けるつもりもありません。そして、今書評させて頂いているスタイルが、言い方があれですけど楽です。感謝されるためにやってるわけじゃないけど、クレクレしてる人のためにカッカしてた頃よりはずっと心が穏やかです。

　ううん一段と話がまとまりませんでした。またいつも通り、誠心誠意書評する日々に戻ります。折り返し、残り二十九作品ですが、ぬからずに参ります。