【雑談】責任。
前回は書評できないジャンルの話をさせて頂きまして。今回、話したいことは尽きないのですが何から話そうかと悩みまして。自分語りというのも自己満足かしらと思ったのですが、結局この書評は私のためのものだから、私について書くことにしました。
で、私がこの書評をさせて頂くにあたり、心に決めていたことを少し。皆様のご意見も聞けると嬉しいな、と下心を持ちつつ。
私が書評するにあたり、悩んでいることがあります。いやもちろん完璧な手順など確立できていないんですけど。
悩み。言ってしまえば「どこまで口出しを許容されるか?」です。
具体的に言うと、私はシナリオには口出しをしないようにしています。たとえば、勇者が魔王を倒す話があるとしましょう。それに対して「勇者が魔王を倒すのはありきたりだから、主人公を変えた方がいい」みたいな感じですね。それは物語の根幹に関わることだから、作者さましかいじってはいけないと考えています。
これはたとえが大雑把でしたが、実際問題はもっと細かいところです。通読して序盤のシーンよりも中盤のシーンがインパクト大だから順番を変えた方が受けるのでは?用語説明が多すぎるからもっと用語を減らしては?展開が遅いから読者が離れるのでは?
でもそういったことも結局は作者さまの考えたシナリオを改変することに繋がりかねない。シナリオを作るのは私ではないから、口出しすべきではない。この展開は面白い面白くない含めて、です。
そういうわけでシナリオ以外のところを口出しするようにしているのですが、果たしてこれが作者さまにとってはいいことなのか、悪いことなのか。
シナリオは作者さまが考えることだから、私が口を出したらそれはもう作者さまのものではなくなってしまうと思うんです。でも、面白い面白くない、どこまで読んだか知りたい、それも作者さまの本音。面白くないと言ってしまえばじゃあどこがという話になり、シナリオの改変に触れざるを得ない。
難しい。難しいですこのバランスが。
今も感じていますが、私の言葉ひとつで作者さまの創作に多少なりとも影響を与えてしまう。傲りではなくそんな責任を想定するほどに、私の書評は正しいのだろうかと思うこともあります。正直。
けれど、私は生半可な気持ちで書評といって人様の創作に口は出したくない。たとえその結果作者さまがそれを改稿したり、削除することになろうとも。私は全力で書評をして、それが作者さまの糧になることを願うだけ。それが私なりの責任の取り方です。
私の書評に価値をつけるのは、私ではなくて受け取り手の方々です。改善点を長文で述べる嫌味なやつと思われていようが、的確に助言してくれるやつと思われていようが、すべて正しく、可能性を含んでいるのだと思います。
前向きに捉えてくださる方がいれば、私の書評もいかほどか有益ということになりましょうか。
今回もしっちゃめっちゃかな語りとなってしまった。何度でも言いますが、これはあくまでもひとつの意見です。私の考えだけがすべてではないことだけは、ご理解頂ければ。
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