7話
爆発音が聞こえた気がした。遠くからだ。
プロメはひとり、屋敷の外で後片付けをしていた。後日、業者に来てもらってきちんと修繕しないと、さすがに屋敷の自動修復では限界があるようだった。
やることと、依頼先をリストアップして――ダメだ。プロメは思考をうまくまとめられない。
デルタから見つからないように隠れたのは、少し大人げなかったかもしれない――でも、デルタならきっとすぐに見つけることができるのだから――見つけてもらえなかった、という事実は単純にプロメの気持ちを落ち込ませた。
ぼんやりと爆発音の方角を向いた。その時だった。
「デルタ様?」
背後に気配を感じてデルタが戻ってきてくれたと、プロメは喜び――次の瞬間、強い衝撃を受けてプロメの機能は停止した。
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