3話

「ようこそ、いらっしゃいました。すみません、まだうちのは買い出しから戻っていないのです」

 そう言って出迎えてくれたのはアジア系の男だった。長い黒髪を後ろで無造作に束ね、背はサイボーグのデルタと変わらない。長身だった。ただ機械化はなし。完全に生身だった。年齢は三十代後半。歩き方に軍人らしさを読み取ることはできなかった。どちらかといえば情報端末を片手にデスクワークといった風情だ。

「はじめまして、ケン・イシグロです。ケンと呼んでください。うちの涙々るいるいがそちらのプロメさんにお世話になっているそうで」

「デルタ・スリーです。デルタと」

 握手を交わす。

「存じ上げておりますよ〝救国の英雄ミスターフェイマス〟。お目にかかれて光栄です、大尉殿キャプテン。私は当時、第三十八方面師団に軍医ドクターとして従軍しておりました。さあ、立ち話もなんです、どうぞ中へ」

「あの、デルタ様」

 プロメが裾を引っぱる。

「なんだ?」

「涙々を迎えに行ってもいいでしょうか。運ぶのを手伝いたいです」

「わかった」

「ありがとうございます」

 ぱっと顔を明るくすると、プロメは駈け出した。

「プロメさんは本当に元気ですね」

 ケンの言葉には感心する響きがあった。

「あれほど感情表出が豊かなアンドロイドを私は今まで見たことがありません。同じプロメテウス型とはいえ、涙々とあれほどまでに違うとは」

「そんなにですか」

「ええ。やはり番号の若い機体はピーキーに設定してあるのでしょうか」

 アンドロイド工学は門外漢ですが、とケンは苦笑する。

 通されたリヴィングは生活感もあるが小綺麗だった。丁寧に生活していることがよくわかる。あまり露骨に観察するのも憚れたので、デルタは話題を接いだ。

「――私のことをご存知だとか」

「なにか飲まれますか? ブランデーかウィスキーなら」

「いや、水で結構です」

「ああ、失念しておりました。すみません」

「いえ、お気遣いなく」

 ケンがキッチンから戻り、テーブルには二つのグラスが並んだ。

「さて、なにからお話したものか」

 デルタは警戒の度合いをあげる。

「そんなに緊張されなくても」

 ケンは人好きのする笑みを浮かべる。

「このあいだ、お宅に何人かで押しかけたことがありましてね。私はそのうちの一人なんですよ」

「このあいだ?」

「ええ、だいたい二ヶ月ほど前になりますか」

 デルタは思い出す。プロメの試用期間中に近隣住民が押しかけてきたことがあった。ケンは自分がその内の一人であるという――確かに記憶にある顔だった。ただ非難には直接加わってはいなかったことも、デルタは思い出す。

「改めてあの時のことを謝罪させてください。ご迷惑をおかけしました。ほんとうに申し訳ありませんでした」

「頭をあげてください。いま思えばこちらも言葉が足りませんでした」

「あのときは大丈夫でしたか、体調が悪そうに見えたのですが」

「ええ、問題ありませんでした」

「そうですか、ならよかった」

 ずっと気にかかっていたんです、と安心したようにケンは笑う。

「なにかをとても恐れているように見えたもので」

「なにか、とは?」

「わかりません。ただ――」

 ケンはそう言うとデルタを、デルタの軍事サイボーグのからだを見つめ、こう言った。

「戦争が原因であることはわかります」

 言葉が出なかった。タイムスタンプのついた行動ログを確認する。

 ああ確かにそうだ。押しかけてきた近隣住民のなかに、デルタは妻と娘を見ていた。現実に存在するわけではない。投影現実オーバーレイよりも存在が希薄な幻影だ。ただ、その幻はどうしようもなく懐かしく甘美な匂いを放つ。向かい合えばすぐに身動きがとれなくなってしまう。

「平和であるという状態はやはりむつかしいのでしょうね」

 ケンは遠くを見るように言った。

「戦禍はいまだに人を苛みます。ここからここまでは戦争でここからは平和であると、すっぱりと切り分けられればいいのですが、実際はグラデーションです。であるにも関わらず、戦争は終わったと言われる。どうしたって平和の方に目を向けなければならない。戦争に関わりのあったものは忌避される。新しい日常に、平和の中には入ってきてほしくない」

「それは自然な流れだと思うのですが」

「そうですね。ただ極端に走れば、この間のようになってしまう」

「新たな火種に?」

「なにが悪いというわけでもないでしょう。ただ不安や恐怖は人を動員するにはもっとも効果の高い方法ですから。このあいだはどこからか、デルタさんについての噂が流れてきたんです。直接的な戦火は免れましたが、古い土地なのでどうしても余所から来た人には冷たくなってしまう。なによりあなたは実際に戦場に立ったことのある、有名人だ。目に見える恐怖として認識されてしまった。そうご理解いただければと思います」

「目に見える恐怖、ですか」

「やはりあいまいなイメージでは日常の中に埋没してしまいます。日常のなかで、あいまいな平和のイメージを保つためには、目に見える恐怖を排除することが必要不可欠ということです。――ああ、すみません、これではデルタさんが恐怖の対象ということに」

「いえ、お気になさらず」

「続けてもよろしいですか、初対面でこんな話をしてしまうのは職業病だと自分でも思うのですが」

 ケンは恥ずかしそうに笑っている。

「とても興味深いお話です」

「ありがとうございます。個人的には平和を維持するためにもっと建設的な方法があるとは思っているのですが、ダメですね、不勉強です。私にできるのはいまのところ、こうやって相手の顔が見える距離で話をすることだけです。デルタさんにかけられた誤解だって、顔をつきあわせて話をすれば、解消できることでした」

「しかし恐怖を助長することもあると思うのですが?」

 ケンは優秀な教え子を見るように、デルタの問いを受ける。

「もちろんそうでしょう。その場合は噂のほうが正しかったということになります。フタを開けるまでは真偽はわかりませんでした。現にあのときは、プロメさんのフォローがなければどちらに転んでもおかしくはありませんでした」

 確かにそうだった。あの時、プロメがあいだに立ってくれなければ、ケンも動きはしなかっただろう。そのことはデルタにもわかった。当時のデルタはだからどうしたと考えていたが、思わぬところでプロメに助けられていたのだ。いや、それはプロメが屋敷に来てからずっとそうなのかもしれない。仮に暴徒が襲いかかってきたとしてもデルタにはそれを鎮圧できる力がある。だからといってそこで生じた恐怖の感情を無視しては、なんの解決にもならない。ケンはそう言っているのだ。戦場ではそんなことを気にする必要はなかった。やはりいまの自分は戦争に最適化されすぎている。

「でもそれは結果的にしか、良い悪いという判断ができないんですよ」

「というと?」

「かかわり合いを忌避している限り、感情の起伏は起こりえません。相手との摩擦によってしか、人は想像力を発揮することはないのです。いや、それはアンドロイドの感情表出のモデル、ひいてはプロメテウス級アンドロイドの頭脳とも言える人口神経回路網ニューロネットワークは、人の脳神経マップを模倣していると、聞いたことがあります。だからデルタさんはまず、プロメさんをよく観察されることが重要かと思われます」

「それが私への処方ですか、ドクター・ケン」

「はは、おわかりですか」

「ええ、哲学者かとも思いましたが」

「はは、それはそれは。――いえ、でも似たようなものかもしれませんね。一般的には同じ仕事に見られがちです。精神科医も心理学も哲学も。人生に答えを出してくれるかもしれないと期待されるという点では」

「期待されますか?」

「誰かに助けてもらいたいと考える人はやはり多いですね。しかしデルタさんは違うようだ」

 ケンは目を細め、デルタを見やる。

「そういう期待はどこかに置いてこられたように、見えます」

 そんなことはない、とデルタには反論できなかった。

 事実、いまのデルタはなにかに対する期待も、希望もなかった。それでも鋼のからだは彼を生かすことを止めようとはしなかったし、彼自身もそれを受け入れていた。

 凪だった。ここ数年来の、とてもニュートラルな状態だった。戦闘中にからだを明け渡すのとは異なり、静謐さすらあった。

 感情を失うことでようやく安寧にたどり着くことができたのだ。これ以上、いまの自分がなにを望むというのか。

「個々人の考えうる、想像できる平和をすり合わせていくことが、戦後のこの国ではまだまだ足りていないということなのでしょう。労働資源リソースを狙った爆破事件もおそらく、非人間アンチの存在が求人率を下げていることに対して、その反発として噴出しているように思えてなりませんね」

犯罪行動分析プロファイリングですか?」

「いやいや、そんなたいそうなものではありませんよ。もう少し情報があれば確度の高いお話もできるかもしれませんが……、なんにせよ、世情が落ち着くのは、きっとまだまだ先でしょうね。――ふむ、それにしても遅いですね。連絡してみましょうか」

 ケンは少し申し訳なさそうに笑い、立ち上がると席を外した。その笑顔の陰には家族を案じる気配があった。どちらもデルタがもう持っていない、必要としていないものだった。

「すぐそこまで帰って来ていたようです」

 苦笑いを浮かべてケンが顔をのぞかせ、同時に玄関の方から扉が開く音がする。はしゃいだ歓声が聞こえ始める。ケンは迎えに行き、デルタの視界から消える。するとひときわ歓声が大きくなり、機関銃のような笑いが響いた。まず子どもの、そして若い女たちの笑い、――高い笑い声とさらに高い笑い。それにかぶさるようにケンの低い笑い声。子どもが「これ、当たったんだよ」と言い、女のひとりがくじ引きでこの子が当てたのよ、と講釈した。

 次の瞬間、子どもが廊下を走ってこっちにやってくるのが聞こえた。子どもはリヴィングルームに飛び込んできて、デルタがいるのを目にしてぴたっと動きを止めた。五歳か六歳ぐらいの金髪の女の子だった。

「こんにちは」

 デルタは言った。

 女の子はたちまち内気さのなかに引っ込んでしまい、こんにちはと、かすかな声で返すのが精一杯だった。右手の中に丸くて赤いものを持っている。

「それはなんだい?」

 とデルタは訊く。

「ボール」と女の子は手を広げて中のものを見せてくれた。「くじ引きで当たったの」

「きれいな赤だね」

「そうなの!」と女の子がうれしそうにこちらにやってきてボールを貸してくれる。「見てもいいよ」

 ありがとう、と言ってデルタは受け取る。丸くツヤのある赤いプラスチック製のボールだった。意外にも持ち重りし、ボールの中になにか機構的なものが詰まっている。デルタが子どもの頃にあったゴムのボールとは一線が引かれた、今世紀を象徴するようなボールだった。

 ためつすがめつするうちに気がついたデルタはスナップを利かせて、ボールを真上に放る。勢いよく打ち上げられたボールは、色鮮やかな投影現実オーバーレイを展開した。

「わあ!」

 打ち上げられたボールが落下して手の中に収まる。その間、投影現実オーバーレイは幾何学的な模様を表示し続け、小さな花火がリヴィングルームを明るく照らし出した。

 女の子がうれしそうにその場で飛び跳ねるので、デルタはリクエストに応える。再度、打ち上げる。今度はよりスナップを利かせてみる。さっきとは異なる投影現実オーバーレイが展開し、ひときわ女の子の歓声が大きくなる。デルタは思わずに泣きそうになった。いまの自分にはそんな機能はとうに失われているというのに。

 誤魔化すように再度投げようとした時、ケンとその妻がリヴィングルームに入ってきた。顔をあげたデルタの目に入ってきたのは、まず女のほうだった。このほんのわずかな瞬間に、おれはもう駄目だ、とデルタは思い知った。

 彼女はケンと同じぐらい背の高い、痩せた金髪の女性で、とても美しく、健康的な活力にあふれた笑顔をこちらに向けていた。あんまりだ、とデルタは思った。ケンに自分が失ってしまったものを改めて見せつけられているような気がした。形容できない感情が嵐のようにデルタのなかで吹き荒れ、少ししてそれが嫉妬や羨望と呼ばれるものであることを思い出した。自分の中にまだそんな強い感情が残っていることに、デルタは動揺した。助けてくれ、とデルタは祈った。しかし、機械のからだはこんな時に限ってデルタの祈りには応えてくれなかった。

 ケンはデルタの手の中のボールを見て、「どうやらもう仲良くなったみたいだね。デイジー、こちらはデルタさんだ」と女の子に言った。それからこちらに向き直って「デルタさん、こちら娘のデイジー、そして妻のミレーナ」

 女の子ははにかみながら会釈し、ミレーナと呼ばれた彼女は本当に彼女らしくやわらかく微笑むと「お会いできて光栄です」と本気でそう思っているように手をさし出した。

 立ち上がったデルタは彼女の握手に応えながら、その線の細さに戦慄していた。

「そしてこちらがうちの涙々」

 ケンの影から優雅な足取りで現れ、エプロンドレスの裾をつまみ、古風な仕草でお辞儀するのはアンドロイドだ。黒い髪を三つ編みにして背中に垂らしている。

「そしてこちらはあなたのプロメさん」

 涙々と同じ仕草でプロメもお辞儀をしてみせる。瓜二つのモーション。髪の色やメガネといった外見的な違いは明らかなのに、一瞬で彼女たちが同型機であることが察せられた。

「デルタ様?」

 奇妙な幻惑感に囚われている。床がゆっくりとかしいでいる。いつのまにか座っていた椅子にずぶずぶと沈み込んでいく。そんなデルタを見下ろすように、いまにも妻と娘が顔をのぞかせるのではないか――。

「デルタ様!」

 違った。心配そうにのぞきこんでいるのはプロメだった。やめてくれ、そんな顔をするとケンたちが余計に心配するだろう。プロメの視線を腕で遮ると、デルタはケンの顔を見すえ、言った。

「大丈夫、軽い立ちくらみです。急に立ち上がったのがまずかったのかと」

「そうですか、ならいいのですか」

 ケンはもちろんデルタの嘘には気がついている。ただそれが、デルタの気遣いであることもわかっている。

「さて食材も届いたことですし。ではデルタさんには少々をお待ちいただいて。私が腕によりをかけた料理をふるいましょう」

 ケンは柔和な笑みを浮かべると、涙々を伴ってキッチンへと向かった。

 リヴィングにはデルタと、デルタを心配するプロメ、夢中になってボールを投げているデイジー、そしてデルタの向かいにはミレーナが座った。

「夫は、デルタさんにお会いするのをとても楽しみにしていたんですよ」

 器用にデイジーの相手をしながらミレーナが言った。

「今日の料理もはりきって準備をしていました」

 まるで子どもみたいに、とミレーナはデルタに笑いかけた。

 なんだこれは、とデルタは思った。また少し自分が崩れ落ちるのを感じた。

「デルタ様?」

 プロメの声が遠くから聞こえる。手を上げてどうにかプロメを遮ると、デルタは言った。

「イシグロという名字はあまり聞きませんが、どちらのご出身で?」

「ええ、そうなんです。夫の祖父が東アジアの日本出身だと聞いています。今日も自分の好きな郷土料理をふるまうんだと」

 ミレーナの笑顔がさらに深まった。デルタは笑顔にこれほどの種類があることを思い出す。

「そうですか、それは申し訳ないことを。あいにくと経口での食事は」

「はい、それも存じ上げております。ただ夫は古風なスタイルを好むので。お知り合いになった方、仲良くなりたい方を食事に誘うのが好きなのです」

 こちらのわがままなので気にしないでください、とミレーナは言った。

「古風といえば、夫はメンタルケアの軍医として従軍していたことがあるのですが――」

「はい」

「帰国してすぐに軍を辞めたんですね」

「ええ」

「痛感したと言っていました」

 おわかりになりますか、とミレーナはいまに吹き出しそうになりながらデルタに訊く。

「なにを、でしょう」

「家族は離れて暮らすべきではない。同じ場所にいるべきだ。困難にあっては、お互いを支え合うべきだ」

 その時のケンの声音を真似て、ミレーナは言った。気がつくとデイジーも同じ言葉を若干舌足らずに言っていた。ミレーナは最後まで無事に言うことはできなかった。途中で本当に吹き出してしまった。とても楽しそうに、愛おしそうにミレーナとデイジーは笑い合う。

「はぁ、すみません。夫には内緒にしておいてくださいね」

 ミレーナは細い指で目尻の涙を拭いながら言った。間髪入れず、キッチンの方からケンの「聞こえているよ」という声が響いた。ミレーナとデイジーは顔を見合わせて、また笑い出した。

 もうやめてくれ、とデルタは思った。これ以上会話を続ける自信はなかった。

「デルタ様、帰りましょう」

 唐突にプロメが言った。沈黙がおり、言った本人が一番驚いた顔をしている。そしてプロメの言葉にほっとしている自分に、デルタは気がついた。

「ちょっと急な話ですが、今日はこの辺りで失礼しようと思います」

 まぁ、と言って立ち上がるミレーナの機先を制して、デルタはキッチンを覗いてケンに声をかける。

「今日はありがとうございました。またお邪魔します。平和の話、また聞かせて下さい」

「構いませんが……」エプロンの裾で手を拭きながらケンはうなずき、言った。「デルタさん、あまりひとりで思い詰めるのはよくありません。またいつでも来て下さい」

「はい」

 ああ、とデルタは思った。ケンは本気で心配してくれている。

「すみません」

 デルタは扉を押し開けながら言った。これだけは言わねばならぬ、とデルタは思った。

「どうかされましたか」

「私の名前はコードネームで、本名ではないのです」

「そうでしたか……、いや確かに名前などただの記号コードです。ただその名前に悩まされもする」

 デルタは思う。それはケンが自分の名前を取り戻したから、言えることだ。軍隊という一個の戦闘個体として認識される世界から、個別の名を持つ一人の人間として認識される世界へと戻ることができたからだ。デルタにはできないことだった。だからこそデルタはいまだにデルタと名乗っていたし、そう呼ばれることを許容していた。

「ありがとうございます」

「こちらこそ。ではさよなら、〝救国の英雄ミスターフェイマス〟」

「ええ、それでは」

 デルタはケンと握手を交わし、ミレーナとデイジーに手をふり、立ち去った。

 えー帰っちゃうんですか姉さま、という涙々を、まだ今日の仕事が残っているから、となだめたプロメが、その後を小走りで追いかけた。

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