第7話 反抗したいお年頃

娘 中1


反抗期真っ最中。


特に、他人様の前に出ると、尚更ウザそうにわたしをディスってくる。

それが格好いいと勘違いしているお年頃。

親としてはたまったモンじゃない。


先日、部活動のイベントで、親子行事があり、私は他の生徒の保護者さんや顧問の先生と話をしていた。


「今の子供はキツく叱るとすぐに親が出て来るし、大変ですよね~」

「そうそう、すぐ『教育委員会に訴える!』とかなるって騒ぐ人がいるとか」

「子供同士でも親が『訴える!』って出て来たりするって言いますよね」

「この時代は大変ですよね~」

「嫌な時代ですね~」


そんな話をしていた傍ら。

娘や娘の先輩が聞いていた。


「そんな面倒くさいヤツ等無視してればいーじゃん」

と、イライラしがちに話す娘の先輩。


「だいたいおかしい親が多いんだよ。ほっとけば?」

と、呆れたように話す娘の友達。


「訴えたいお年頃なんだからほっときなよ」

と、しれっと話す反抗したいお年頃の我が娘。



その場にいた先生や保護者、先輩や友達全てが


「そうだよね!訴えたいお年頃なんだよね!ほっとこう!」


と、苦笑いに包まれて話がまとまったのは言うまでもありません。










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