第6話 みかん

娘、小6。


私の友人が自宅に来た。

手土産にみかん一袋持ってきた。


私 「うわ、みかん嬉しい!ありがとう!」


友人 「〇〇ちゃんはみかん好きかな?」


娘 「うん!だいすき!」


友人 「良かった~」


私 「最近みかん高いよね~娘が好きだけど、高くて買えないよ」


******


数日後、娘を連れてスーパーに行った

買うものは卵と牛乳だけだったので、みかん売場をスルーした。


「ママ…私たちがいつか大金持ちになったら……いつかきっと…みかん、買おうね」


若い夫婦がこちらを二度見した。


私は、黄色い箱の有田みかん1ケースをカートに載せた。(←ミエ)









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