君のために

君が泣いていた


声を殺して

切なく哀しげに


そんな君は見たくない


だから僕は

君を泣かせたあいつの喉をいたんだ


君を泣かせた罰に

君と同じように

あいつに涙を流させるために

眼をつらぬいて

紅い涙を流させた


君は

僕のことを知らなくていい

僕だけが君を想っていればいい


だから

君はもう泣かないで


君を苦しめるものは

僕がこの世から消してやる


ずっとずっと

永遠えいえん

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