第2話 生物軍隊ボルボックス参上!

ボルボ「俺の名前はボルボ13。13体の理科系怪人による怪人軍隊

    ボルボックスのリーダーだ。」


黒いトレンチコートを来て帽子をかぶり、球体状の頭を持つ緑色の化け物が

ライフルを持って公園で独り言をつぶやく。


子供 「ねぇ、ママ〜。あれ何〜?」

母親 「見ちゃいけません。」


ボルボ「ここでスウガークがやられたらしいが、何があったというのか。

    文系学生のような計算もできない愚か者に負けたとは思えんが。」


そこを通りかかる文系学生。


ボルボ「おいこら。待て。そこのやつ」


文系 「僕・・ですか?」


文系学生はなるべく関わりたくないと思っていた。

だがしかし、話しかけられた以上、無視するわけにもいかない。

なぜなら、この手のタイプは無視すると余計に絡んでくるからである。


ボルボ「お前、文系だな?スウガークというやつを知っているか?」


トレンチコートと帽子を脱ぐボルボックス


文系 「うわぁぁ。変態だぁ!前にも似たようなのに絡まれた!」

ボルボ「その文系を逃すな!」


どこからともなく怪人が集まってくる


怪人A「なんかわかんねぇけど、響きが残る!T2ファージ!」

怪人B「そうです。あたすがウニになります。プルテウス幼生!」

怪人C「オスはいないわよ!メスシリンダー!」

怪人D「名前がかっこいい!セントラルドグマ!」

怪人E「STAP細胞はあります!小保方晴子!」


ボルボ「我ら!生物軍隊ボルボックス!!」


捲き起こる黒い爆風

むせる怪人たち

ボルボ「げっほげっほ・・おえ。さぁ覚悟しろ文系学生。お前を

    理系にしてやる〜!」


メロス「待て〜い!』


ボルボ「な、なんだこの声は!」

メロス「1ページ!邪智暴虐は俺が退く!メロス!」

大造 「2ページ!この世のがんを撃ち落とす。大造じいちゃん!」

スーホ「3ページ!もう地味とは言わせねぇ!馬頭琴の覇者!スーホ!」

ちぃ 「4ページ!お前をかげおくりにしてやろうかぁ!ちぃちゃん!」

エーミ「5ぺージ!そうかそうか。つまり君はそんなやつなんだな。エーミール!」


全員 「我ら、文系学生を助ける!国語戦隊テキストファイブ!」


捲き起こるカラフルな爆風。

メロス「なんかわかんねぇなら出てくるな!T2ファージ!」

T2 「うるさい!お前こそ早く友人のとこに行けメロス」

大造 「わしはお前のことよく覚えとらん」

プルテ「俺もだ。」

メス 「あんた誰よ!」

スーホ「俺の愛馬で作ったこの馬頭琴で殴り殺してやるぜ!」

ちぃ 「もうあんたに関しては概念じゃない!なんなのよ」

ドグマ「名前がかっこよければそれでいいのだ意味などない!」

エーミ「君に関してはもう怪人でもない!」

小保方「STAP細胞はあります!」

ボルボ「あると思います。」


睨み合う11人。ぽつんとその中央に立ち、早くこの場を立ち去りたい文系学生。

ボルボ「そうか。お前らがスウガークを倒したのか。」

メロス「お前たちも、文系を脅かすというなら、倒させてもらう。」

ボルボ「数では我らのほうが有利。勝つことなどかなうまい」


大造 「そんなのはわからん。倒させてもらう。」


戦闘を開始する11人。


〜〜30分後〜〜


ちぃ 「やっぱりかげおくりに意味なんてないのよ。」

スーホ「馬頭琴を武器にするなって動物愛護団体に訴えられた。」

エーミ「クジャクヤママユがつぶされた。」


メロス「残ったのはやはり初期メンの俺らだけか。」

大造 「しゃあない。」


倒れる3人。息絶え絶えに立つメロスと大造。


ボルボ「思いの外お前らもやるな。まさかセントラルドグマとT2ファージと

    小保方がやられるとは。」

小保方「リケジョに栄光あれ・・・ガクッ」


ボルボ「このままでは数の多い我らのほうが勝ちそうだな。」

プルテ「俺なんかもうどんどん細胞分裂してるぜ。」


???「それはどうかな?」


狐面の男が公園のジャングルジムのてっぺんに立っている


文系 「変態が増えた!?」


メロス「お前は誰だ!」

ボルボ「俺の後ろに立つな!」


???「我は冥土より蘇りし妖よ。戦隊モノお決まりの追加戦士はこの私。

    貴様らを葬り去るのはこのわ・・コーン!」


大造の流れ弾が当たり倒れる狐。


メロス「あ。」

大造 「いかん!」


駆け寄る大造、狐面を取る

大造 「ごんぎつね!ごんぎつねじゃないか!大丈夫か」

ごん 「わ、私は貴方方に憧れ、戦士として戦うつもりだったのに・・・ガク」


ごんぎつねの胸元から漆黒のファンレターが落ちる。


大造 「ごん、お前だったのか。いつも中2臭いファンレター送ってきてたのは。」

ボルボ「何しに来たのお前!」


???「追加戦士が1人だけだと思うなよ!」

大造 「お前は!?」


???「白いマットのジャーングルにー!李徴!!」

ボルボ「うわ虎じゃん。強そう。」


李徴 「行ってきマスク〜♩」


李徴が敵を次々と倒していく


NA 「こうして、世界はまたもや守られた!爆薬が多いぞテキストファイブ!

    予算も守れ!テキストファイブ!」


ちぃ 「目指せ!日本のアベンジャーズ!」

メロス「日本よ。これが教科だ。」


NA 「次回!国語は日本の魂ぜよ!宿敵ミスグリーン現る!」

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国語戦隊テキストファイブ! 空野雷火 @contowriter

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