国語戦隊テキストファイブ!

空野雷火

第1話 国語VS数学~クラムボンって結局何なんだ~

「がっはっは!!!私は学生達を苦しめるスウガーク様だぁ!!!微分積分、

 二次関数、タンジェントに和集合!!ほらお前ら苦しめ苦しめぇ!!!

 カキタレにしてくれるわー」

「やめろぉ俺(私)は典型的文系なんだーー!!!」


逃げる学生、追いかけようとするスウガーク

その時だった


「待てーーーーい!!!」

スウガーク「なんだこの声は!」


「1ページ!!邪知暴虐は俺が退く、メロス!!」

「2ページ!この世のがんを打ち落とす!大造じいちゃん!!」

「3ページ!モンゴルの白馬を操る男、スーホ!!」

「4ページ!お前を影送りにしてやろうかぁ!!!ちぃちゃん!!」

「5ページ!そうかそうか、つまり君はそういうやつだったんだね。

 エーミール!!」

「5人揃って!!!・・・テキスト5!!!!」


爆発音


スウガーク「なんだ貴様らぁ!!」

メロス  「邪知暴虐はおr」

スウガーク「いやそれはいいんだよ!!なんなんだよお前ら!!」

スーホ  「テキストファーーイブ!!」(耳元で)

スウガーク「うるせぇんだよ!!てめぇらあれか。国語の教科書のやつらか!」

ちぃちゃん「そのとおり。私たちは国語の教科書に出てくるやつらで結成された。」

エーミール「憎き数学を倒すため。」

スーホ  「文系学生を助けるため。」

大造   「作者の独断と偏見で生まれた。」

「それが我ら」

「テキストファーーーイブ!!!!」

ちょっと爆発音


スウガーク「さっき火薬使ったせいで爆発しょぼくなってるじゃねぇか!!!」

メロス  「うるさい。貴様は私たちが倒す!」

スウガーク「かかってこい!!」


向かい合うスウガークとテキストファイブ


スウガーク「・・・ちょっと待て!!」

メロス  「なんだ。」

スウガーク「お前らに聞きたいことがある。」


スーホを指差すスウガーク


スウガーク「お前。」

大造    「俺か。」

スウガーク「・・誰?」

スーホ  「スーホと白い馬の・・」

スーホ  「お前のこと知らないんだけど。」

スーホ  「!!!!」


スウガーク「ごんぎつねとか、モチモチの木?だっけ。とかは知っているけど、

      お前らは知らねぇな。メロスは知っているけどよ。」

スーホ  「お前さては、光村図書出版の教科書ではないな!」

大造   「やめろ!こいつは影が薄いことに関してはナイーブなんじゃ!」

スーホ  「ふえええぇぇえん!!そうですよ!!俺は!クラムボンよりも!!

      いちめんのなのはなよりも!!マイナーですよ!!!思い出話すると

      俺だけ何人かはてながつきますよぉ!!!」

メロス  「あ。お前、泣かせたな!!」

エーミール「そうかそうか、つまり君はそ

スウガーク「そういうやつだったんだねはもういいんだよ!お前それしか

      言えねぇのか!!」

メロス  「元ネタから思いつくのなんて、ごく一部なんだよセリヌンティウス!」

スウガーク「誰がセリヌンティウスじゃ!!で、お前、もう泣くなよ!!」

スーホ  「お前のすねに矢を打ってやる!!!」

スウガーク「急になんだよ。」

スーホ  「・・やっぱり僕のこと知らないんだァぁぁぁああ!!!僕の馬が

      それで死んだこと知らないんだァ!!!」

スウガーク「そうなのか・・。」

スーホ  「せっかくこの後、僕の馬で作った馬頭琴でお前を殴り倒してやろうと

      思ったのに」

スウガーク「死者を冒涜すんなよ!!」

ちぃちゃん「ええい埒があかねぇ俺がぶっ飛ばしてやんよぉ!!!」

スウガーク「待て待て!!お前そんなキャラだったっけか?」

ちぃちゃん「うっせぇ影送りにしてやんYO!!」

スウガーク「だから!影送りってそういうのじゃなくね。落ち着けよ!!お前が

      家族としたなんか地味な遊びだろ!影をじっと見て空にやると空に

      影が映るみたいな地味この上ない遊びだろ!?」

ちぃちゃん「そうだよ!!!!だから私はあの世で誓ったんだよ!!今度は俺は、

      派手でビッグな女になってやるってよぉ!!」

スウガーク「派手でビッグな「女」になる割には女子力皆無だぞ!!」

ちぃちゃん「女子力・・!」

スウガーク「いかん!」

ちぃちゃん「そうね。女子力なんてものとは無意味な時代で生きていたもの・・。

      しょうがないじゃない!!」

スウガーク「あ、なんか・・・ごめん。」

エーミール「ちぃちゃん!」

メロス  「スーホとちぃちゃんの戦意を失わせるとは・・・。手ごわいやつめ。」

大造   「だが、わしら3人、オリジナルメンバーはまだ戦える。」

エーミール「クジャクヤママユがなくたって、僕たちにはあれがある。」

大造   「そうじゃ。わしが残雪との戦いで手に入れた力。」

メロス  「俺とセリヌンティウスのガチホモパワーから手に入れた力。」

エーミール「僕がスイミーを殺してこの座を手に入れた時に使った力。」

スウガーク「おいお前だけとんでもねぇ極悪人だよ!!!」

3人    「いでよ!国語の教科書最大にして、存在感が微妙だけど

      なんか残ってるやつ。くじらぐも!!!!」

スウガーク「なんだあの巨大なくじらはぁ!!!!」

「くじらぐも!えんびフライテキストビーーーム!!!」


スウガーク「やられた・・。」


こうして、世界の平和がまた守られたのであった。ありがとうテキスト5!

もうネタ切れだ!テキスト5!!!!


スウガーク「爆発オチかよ!!!!」


終わり


次回!生物軍隊ボルボックス

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