洞のある佇まいに耳をすます

“こうしている”ことには経歴がある、振り返られるともられぬとも、今へと残った物たち、の傷口に視線を差し込むと経歴の景色。邂逅と別離の連続のうえで、しずかに待っていた時間の層を覗きこむ。