第2話
今日は流星雨で、夜に学校に泊まり込みで天体観測をする。もちろん先生には許可を取っている。
「綺麗…。」
今日はいつもより流れ星の数が多い。
「何あれ…?」
みんな自然に輝いてる中、ある星だけは不自然な輝き方をしていた。輝き方が不規則でとても光っている時があるけど、しかし、六等星並の光を出す時もある。それに一番不自然なのは色が変わる事だ。
「新しい発見かも…!」
天体望遠鏡のピントを合わせその星を見る。その星を探すのは大変で、特に輝きを失った時が大変だ。
「やっと合った…。 !!」
眩しい程の光が私の目を攻撃した。
「…!! 夢…?」
夢の中で夢を見ていたのか…。
現在時刻4:30。早く起きすぎた。私はウォークマンを手に取りヘッドフォンを付ける。
『やぁ!選ばれた[可能性の無い]人よ!』
「!?」
私はこんな曲を入れていない…。
『こんな曲入れていないと思っただろう?ヘッドフォンをとって前を見てみなよ!僕がいるから!』
いや、私は前を見ているんだけど…、ってえ!?
「…えっ?」
何この水饅頭は…。
『選ばれた人間!君は何を望む?』
何を望むって…決まってるよ…。
「私は…変わりたい!」
水饅頭はニヤリと笑った。
『じゃあよろしくたのむね!』
変わりたい。 隣の佐藤。 @saigyou
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