最初の街、チュートリアルの場所。誰もが適当に行ってスルーするようなあの場所。そこで住人たちと楽しむ。他の誰もあそこまでやって幸せを感じる…そんなことはしなかった。心が揺さぶられ、自分のいろいろな価値観を変えてくれたのがこの作品でした。本当に、読めて良かったと思うぐらい。だからこそ、私はこの作品に期待し、作者に期待し、皆様が読んでくれることを願っています。でも、これは私の考えであって今これを読んでいるあなたとは考えが違うかもしれません。でも私は読んでほしい。私を変えてくれたこの作品を。最後に、作者様、これを読ませてくれてありがとうございます。
概要あらすじに記載されていた素人未満は有り得ない完成度ですよ!ゲーム世界としての要素を残しながら、しっかりとした異世界感を持っています!
この小説の大本として、一般的なVRMMO小説とは大きく異なっている部分があります。それこそが、NPCです。
今回、主人公はオンラインゲームの中で、NPCと友情を育むを主とした小説となっていました。今の時代、それだけを見ればあまり珍しくないです。
しかし、その過程にゲーム要素と、小説としての面白さが詰め込まれています。ご都合主義とタグされていますが、実際はしっかりとした肉付けがされていて、本当にご都合主義なのは手に入れる称号だったりの効果くらいでしょうか。
公平・公正を謳うゲームとしての一貫性を持ちながら、MMO、ひいてはVRとしての独自性を持ち合わせる小説。
私的には、大満足できる内容だと思っています。