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「ほう?」
ココウェルを引いて遅れてやってきたフェゲンが――魔術師達の中央、いっとう
老騎士はニカリと笑った。
「イミア・ルエリケが外に出ているとは聞いていたが。成程、ここを守るのは貴様の如き
「……私を知っていてなおその態度か。かつてはさぞ名のある騎士だったのだろうな」
「アァそうさ。貴様もあのイミア・ルエリケの『副』を名乗るだけはあるようだな――今の
長身である自身の上半身を超える刃を持つ長剣を振り回し、フェゲンが
その背後に破城槌が準備された。
「『
「……お前らは後ろの
「破城槌は?」
「あれはまた
「
「誰に言うとるか『釣鐘』。カカ」
「承知。では――参りますか」
背の高い褐色の『釣鐘』が構えると同時に、『鮫肌』と『庵』もいがみ合いを止め敵を見る。
魔術師たちが小声で詠唱を始める中――『
「さぁ最後の戦いよ――――門を破り王を探せッ! 我らでリシディアを滅亡せしめェん!!!」
「
「あ、あの。フェゲンさん、
「馬鹿ッ、今話しかけんなって」
「小男へ」
『はいっ!?』
「我らが
「は――はいっ」
「させんさ。潰されてたまるか――お前達如き
「潰れるわい。それだけこの国が弱り切っておることさえ理解できんか
「
「!?」
弾丸を飛び散らせるレヴェーネ。
己に飛来した弾丸を長剣で切り裂くフェゲン。
他の数発が
「うっ――お、なんだこれっ、」
「フェゲンさんッ、破城槌に――」
「ほほう!」
「
「ああ、そして」
「!」
そうしている内に、フェゲンの背後にレヴェーネが
光と共に現れた杖を手に、
「これで終わりだ」
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