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「え? 誰タタリアって」「タタリタだよ!」「『
『ペルドさんペルドさんっ!! ホントに! ホントに来てくれましたよほらっ!』
『おお、各層の
『詳しくは事前配付したチラシをチェックしてくださいね!!』
「ほんとだ、あそこに映ってるぞ!」
誰かの一声が、その層にいる群衆の目線を一か所に集める。
視線の先には、各層に設置されたパブリック・ビューポイント。
魔石の放つ光によって浮かび上がる映像に映るのは、
「っしゃァっ!! やってやるわよカンデュオッ!!」
「熱くなりすぎるなよクヲン。君はいつもそうやって――」
「まあいいではないか、カンデュオ。今はそうして士気を高めておかねば。勝てるものも勝てなくなろう」
「同感ですな。さあ! 共闘する人と神の力、存分に見せつけてやろうぞ!」
「共闘などという関係に興味は無いが――――こやつらが我が失敗作にも劣る
クヲン。カンデュオ。キュロス。プデス。そして
群衆が再度興奮に色めき立つ中、ゼタンは映像越しに全ての人々に語りかけて手を伸ばし――
――映像が切り替わると同時に。
義勇兵コースの学生たちが、何やら大量の
『ここからは私が説明するね!!』
各層の映像が、第二層中央の投影映像を映す。
そこに映るのは、すっかりライブ衣装に身を包んだリリスティア・キスキル。
「うおおっっ!!? リリスちゃんじゃん!!」「マジかよこのイベントオールスターじゃん!」「おっもしれえ!!」「マジマジ!? リリスちゃんとも一緒にたたかえるの!?!?」「ライブ見れなかったからうれしぃ~!!!」「俺リリスちゃん守るわ!!!!」
『それではいよいよ
『なお不正行為を発見した場合は風紀委員によって厳正な処分が下されますのでご注意をー!』
リリスティアの
『十分な数のローブを用意してますので、ぜひ……参加してくださいね♡』
――歌姫の放った
「うっしゃ! それじゃあ――――いくわよ、みんなっ!
『了解ッ!!』
「いいだろう」
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