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「馬鹿ね。人間はハナから平等じゃないの。誰のせいでもない、全部アンタのせいよ。…………いや、そうとも言えないか。このプレジアに関しては」
「…………」
「言ったとおりだったでしょ、ここプレジアは
「黙れよっ!! 俺にはな、ここしかないんだよ!! ここを出たって行く当てはない、頼れる奴もいない!! 俺は一生――――一生ここで生きていくしかないんだよ。気楽なお前とは違うんだよっ!!」
「
ココウェルは
「もし、行く当てがあったとしたら。
「ど……どうする、って」
「そこへ行くの? このプレジアを、
「――――――」
言葉を失い、体を震わせながら
「プレジアは
「!」
少年は、暗闇にわずかに差し込む光に金色の目を輝かせ、
「どんな形でも、王国に
「!……ココウェル、」
「でも、王国騎士は
「お前……まさか俺を騎士に、」
「あぁでも」
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