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――――突如星に飛来した巨大
「な――――何が起こったッ!!?」
「カ――――カンデュオ隊長ッッ――――!!!!」
否。それが消し潰したのは、カンデュオとキュロスだけではなかった。
っっ――――ぎゃああああああああああ――――――……
数千の叫び声が、大地と共に
地は
人は
文明は
人間の営みを
その機神にとってそれは、ただ拳を振り下ろしただけに過ぎぬ。
人々の
その機神にとってそれは、ただ動こうと関節を
敵を、戦場と
機神ディオデラは、その日初めて星を
◆ ◆
「全……滅?」
「解りません。解りませんッ……でも誰も。誰一人、あの戦場から戻った者はおりません!!!」
絶句するタタリタ、クローネ。
「……さっきの、吐きそうなくらい濃かった魔波。あれが――」
「タタリタ様ッッ!!!!」
駆けこんできたのは
負傷者の治療を任されていた管理者。
「何が……何が起こっているのです!? 負傷者が……体を弱らせていた者が――――残らず死にましたッッ!!」
「!!?」
「……魔波か? ただ魔波にあてられただけで、そんな――」
「耐えられなかったのよ……魔法になれてない人たちは、それだけで……!!」
「助けてください、タタリタ様…………たすけ、て――――」
ぐるり、と衛生兵が白目を
彼女もまた、泡を吹いて倒れた。
「…………ちょっと待って。落ち着いて、落ち――考えなきゃ、考えなきゃ、待ってちょっと、」
「おい見ろ。外……
「外……?」
風の音以外、何も聞こえない
タタリタとユニアは、クローネに
いつの間にやってきたのか。
彼方、木立さえ足元の雑草に見える遠方に、その
「――――やめて」
そこは。
「やめろおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ――――――――ッッッ!!!」
小さな少女が、光る。
「ッ――タタリタ! タ――」
少女が
クローネが目を見開き、苦い顔をしてテントを飛び出す。
「クローネ! タタリタは――」
「彼女を追う!!!」
クローネが
残されるユニアの目には、
「――――タタリタ……!!!」
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