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「今までより? ヒドい発作が? 起きといて?」
「しゃ……シャノリア」
一瞬
美しいブロンドの髪をユラユラとさせながら、開ききった
「それでもなお? 戦いたいですって?」
「お、俺の身体だz」
「だからこそ大切にしないとダメでしょうがっ。このバカ!!」
「ッッ?! さ、叫ぶな顔の近くでッ……」
大声に負けて反射的に首を
「
「……だからそんな確証は何もない話で」
「症状へのあなたのリアクション! これまで二ヶ月変わらなかったのにここ二、三日でだいぶ酷くなってる! ついでに今一瞬言葉に詰まった。嘘吐くときの間だった!」
「…………確かにさっきまでは酷い発作があった。でも今は」
「発作が
「!」
シャノリアが、手の甲にあったマークを擦り取る。
『おっとぉ!? これはどうしたことだ、ディノバーツ先生が自分でマークを消してしまったァ!? って驚くわけねーだろいい加減! あんたらそんなのばっかりだな! はいはーい、そんなわけで脱落! ゲスト
ブーイングさえ聞こえる中で、ツンとした顔で去っていくシャノリア。
頭を
「そうやって怒りの目線を向けたって無駄よ。あなたの気持ちは出来る限り
「何か勘違いしてるな、お前」
「――え?」
「何をグダグダ話してるんですか。済んだんならすぐ言ってくださいよもう」
後ろからナタリーの声。
振り返り、俺が何を考えているか察した様子で口元をヒクつかせているシャノリア。
「俺は確かめたいだけだ。この久し振りな、何にも
「だっ、だからその感覚がもっと酷い発作の前兆かも――」
「この身体をどうしようと俺の勝手だ。ナタリー」
「はい?」
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