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場が急速に張り詰める。
全員が、
俺も静かに
「いえ。私は彼らの仲間ではありません」
「証明は出来ますか?」
エリダが言う。
不安や怒りが
「すみません、出来ません。私や、共に
「ひっかかる言い方しますねー、校長先生。その仮定が無ければ自分を疑うことは出来ないって言いたいんですか?」
「いいえ。アマセ君も言っていましたが……この仮定は疑問が、
「…………」
……その通りだ。
ここまで話を進めはしたが。ナタリーが提起したこの仮定を
「どんな疑問があるか。そしてどんな情報が、証拠が必要か。これからのあなた方の動きの為にも、今一度それを整理しておきましょうかね」
そう言って、クリクターが俺を見る。
自分でやれよ、と思わないではなかったが、状況は
「……一番の疑問は当然、敵は何者か、ということだ。だが、この場での話でかなり
「――候補の
システィーナが目を細める。
エリダは目をぱちくりさせている。
何人かは気付いているようだ。
「そう、一つだ……もう一つ、敵の正体として考えておかなければならない集団がある」
「……他にもってことは、プレジア外の集団? でも、
「校長は
「――――!」
「そうだパールゥ。実技試験から二ヶ月が経った今、
「…………はい、」
これまでと打って変わり、悲痛を
自分が疑われることより、こっちを疑われることに痛手を感じていたようだな。
ともあれ――
「映像は、
『!!!!!』
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