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「何か握ってらっしゃるんでしょう? 今回の件に関する、教師や義勇兵コースの面々に打ち明けられず、かつ私に協力を求めたい
「……それは、」
「握ってるんですねあァそうですかそれはよかったですね。それを打ち明ければもしかすると今回の騒ぎを一挙に解決出来るかもしれない、でも反面リスクも
「…………そこまで見抜いてて何も
「貴方
「…………それもそうだな」
「っ…………そもそもですね、人に頼みごとをするのに
「……友達だろ」
「口に出すだけでも数秒かかる程
「そうだな。すまん今のは
「ええそうでしょうね。そして友達でないなら見合う対価を提示しなさい。それが出来ないなら消えなさい、今すぐに。
「…………」
「考えたって
「!」
「その無い頭でよーく理解してくださいね。戦力外の貴方に協力したところでメリット無いんですよ、何一つとして。相手が武力を行使してくる以上、武力を奪われた貴方に出る幕は無い。おまけにケイ・アマセのスタンスとしては関わる理由が何一つない。ハイ
「その言い方は無いよナタリー」
『!』
向くと、カフェの出入り口からツカツカと歩み寄ってくるパールゥの姿があった。
ナタリーが大きな
「……言ったでしょう、デメリットだらけだと。全く厄介な……パールゥ
「『無い頭で理解しろ』の所から」
「パールゥ、話に割り込むな」
「そうですか。全て
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