13
「ねこぜ」
「うっ!?」
――――
慌てて振り返ると――――そこにはお
「……何なんだ。何か用か」
「別に」
「そうか。じゃあ悪い、今は話しかけないでくれるか。付き合ってられる
「私も無い」
「じゃなんで話しかけた。突っ込ませるないちいち
「ごめん。……あ、小道具、
「……その件に関しては、本当にすまん。どうかしていた」
「気にしないで。『痛みの呪い』で、体調
「……ありがとう」
体調を崩している、か。
もう一生積み上げられないかもしれないなんて、
「私もそうなの」
「――何?」
「
「! そうか、お前も――」
「――うん。仲間です、どうも。の、あいさつ」
「……
「いやあ。
「
と言いながら。
俺は唐突に、ヴィエルナが、頭を使った――
ヴィエルナもそれが伝わったのか。
彼女は視線を下げ、
「体は……実戦で使えるレベルじゃ、ないから」
「…………そうか」
「……、ねえ」
「ん?」
「……あとで。少し、話そう?」
無表情が、そう問いかけてくる。
それまで
それが理由か。
はたまた、
「……ああ。俺も、お前と話したくなった」
この誘いを断ろう、という気は
◆ ◆
「……で、選んだのがここかよ」
「私達、らしくない?」
「どういう意味だよ」
「んん。……戦友?」
「
「どう思う?」
「考える必要を感じない」
「じゃ、戦友で」
「好きにしろ」
放課後。……
第二十三層、
もう深夜に差し
そんな時間を指定してきた理由は、恐らく……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます